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1990年7月19日(木)
【上通り街道:原田 公司・富田 剛・本田 仁・大塚 仁】
「トッテッタッテットッテッタッテッ」
自分の台に7を揃えた富田 剛は満足げにビッグボーナスを消化している。ここは14時を少し過ぎたぐらいの上通り『街道』。市電の通町筋電停から上通りに入ってすぐ左側にあるパチンコ屋である。本日昼食を一緒に食べた原田 公司、富田、本田 仁、大塚 仁の4人はその後『街道』を訪れ、原田と大塚はビッグパルサー、富田と本田はアラジンを打っている。原田と大塚は一進一退であるが、富田と本田は絶好調とも言えるコインを積んでいる。ただ、出し方は対照的で、富田は確率無視のビッグボーナス連打でコインを増やし、本田はアラジンチャンスが継続し、コインを増やしている。
「ビッグ引けるけど全然アラチャンに入らん」
「ビッグ引けるからいいじゃないですか。俺ビッグ0ですよ」
隣で打っている本田に富田は声をかけ、本田がそれに答えた。