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1990年8月28日(火)
【南食堂:鈴木 圭介・林 真一郎】
「もう少しかかりそうだな」
「まあ、急がなくてもいいけどね」
食後のコーヒーを飲みながら鈴木 圭介が発した言葉を聞いて林 真一郎が返事を返した。ここは『南食堂』。お昼過ぎの時間であるが、今日は結構客が少なく、落ち着いた雰囲気である。鈴木と林が属するスター千一夜部隊は、本日の午前中熊大迷宮地下1階を探索しており、地下2階階段の罠解除確認とブッチャーチャレンジを行っている。ブッチャーチャレンジについては鈴木はすでにクリアしているので、坂木 雅幸と牛嶋 香織のクリア待ちの状態となっている。すでに1期の部隊としては黒髪てへろく部隊と王家の紋章部隊が地下2階探索に入っているので、自分たちも探索進度を進めたい気持ちが多少あるが、まずはブッチャーをクリアせねばならず、併せて林が地下2階へ降りる階段の罠を解除しなければ物理的に地下2階には降りれないのである。
「そういえばこの後どうする?」
「またパチにでもいくべか」
コーヒーを飲み終えた鈴木がこの後どうするかを口にし、それに林は少し考えてから返事を返す。他にもいろいろと選択肢が浮かんだが、考えるのが面倒だったので、パチンコを選択肢、この後歩いて『子飼娯楽センター』へと向かうのであった。