1990年12月28日(金)
【戦士鍛錬場】
「さて、今年の冒険者組織の運営は本日が最後となります。曜日の関係で今年は12月29日〜1月6日までが休館となります。結構長い休みになりますので、年末年始皆さんゆっくり休んでくださいね」
戦士鍛錬場に元木 美麗の声が響き、砂川 憲剛が無言で頷く。冒険者組織は明日から年末年始休業に入る。今年は去年よりも長い期間が休館となるので、予定があるものものないものもどのように過ごすかをいろいろ考えないといけない。全体にこう叫んだ後、元木と砂川は各戦士達と個人的に挨拶を交わす。
「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。良いお年を」
川崎 志郎をはじめ、各戦士達は今年1年の感謝の気持ちを伝え、今年一年を締め括った。
【僧侶鍛錬場】
「皆さん。今年は本当に頑張ってくれました。来年もいろいろあるかと思いますが、何卒よろしくお願いします」
本日今年最後の鍛錬に訪れた僧侶全員に加藤 愛奈が今年最後の挨拶を行う。僧侶達も大変だった今年1年を思い出し、お互いに今年のお礼と来年も変わらずお願いしたいとする旨の挨拶を行い、1990年の業務を終了した。
【魔術師鍛錬場】
「本日から年末年始休暇に入ります。ゆっくりやすんでリフレッシュしてまた1月7日に会いましょう」
満面の笑顔を浮かべて太田黒 佳美が今年最後の挨拶を行う。魔術師もなかなか難しい課題に前向きに取り組み、1期全員が爆発を行えるようになっている。2期も成長著しく、3期のレベルの高さは来年に期待が持てるものである。非常に来年が楽しみな太田黒の気持ちが伝わり、魔術師達もある程度の達成感を感じて、今年一年の業務を終えることができた。
【罠解除士鍛錬場】
「特に何もいうことはないわ。今年中に地下3階の罠を2人外せたのは良い意味で予想外だった。他のメンバーもすごい速さで成長しているので、今年一年の皆さんの働きには非常に満足してます」
力強い声で山口 可奈が今年最後の挨拶を行う。1年間鍛錬や探索を頑張ってきた罠解除士たちはこの挨拶を聞いて頑張ってきたのが報われた感じがし、各々満足げな表情を浮かべている。この後、個人的に挨拶を行う流れが起き、一人一人と今年の業務を終え、帰路に着いた。