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1990年2月24日(土)

【森の小径;右田 良子・判 祐市・葵 さくら・滝 早苗】
「そうですか、右田さんがそう言うんだったら私もやってみようかな」
「私もー」
 葵 さくらが口にした言葉に滝 早苗がこう続ける。お昼を少しすぎた喫茶店『森の小径』。4人は本日のパスタを食した後、飲み物を飲みながらのんびり午後を過ごしている。冒険者組織の2期募集に少し興味を持った葵と滝が先輩である右田にどうしようかと相談したのである。右田は安全か危険かでいえば危険だけど、楽しいことも沢山あると2人に伝え、興味があるならやったほうが良いと勧めたのである。
「あくまでも自己責任だからね。でも2人が入ってくれたら私も嬉しいかも〜」
 右手で髪をくるくるしながらそう話している右田を見ながら判 祐市は黙ってコーヒーを口に運んだ。

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