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1989年10月21日(土)
【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛】
「若かったあの頃何も怖くなかった。ただアニマルの連チャンが怖かった」
「富田何その歌」
そろそろ午後11時になろうかという時間。早い時間から『道』で飲んでいた中島 一州と前田 法重、原田 公司、富田 剛であるが、中島は途中で他の友人からのお誘いがあり、別の店に移動。原田は鍛錬での疲れが溜まっている様子で、飲むだけ飲んで横の壁に体を預けている。前田と富田は二人でのんびりと酒を飲んでいたが、前田がトイレに行った沈黙の時間についつい歌を呟いたのだ。
「あ、これですか、これパチスロ必勝本の投稿で書いてあったアニマルの歌です。メロディーは神田川なんですけど、気に入ったので覚えてしまいました」
「そっか、でもアニマルの連チャンは実際怖いよな。俺もバケ10連したことがあるからな」
この後前田と富田はスロット談義に花を咲かせ、閉店と同時に道を後にした。