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1991年3月20日(水)
【魔術師鍛錬場:江村 香奈恵・黒田 颯太・潘 小百合・多田隈 五月】
「やっと出来たー」
江村 香奈恵の喜びの声が鍛錬場に響く。ここは午前中の魔術師鍛錬場。本日も多くの魔術師が鍛錬に訪れている.2期生の3名、江村と黒田 颯太、潘 小百合は一緒に爆発の鍛錬を行っていたが、本日ようやく江村が爆発に成功したのである。2期の冒険者としては第1号となる。
「おめでとう。先を越されたな。後少しで出来そうな気はしてるんだけどね」
「おめでとう。私も気合い入れようー」
黒田と潘が祝福し、江村は笑顔を浮かべる。
「香奈恵おめでとう」
別の場所で鍛錬をしていたが、江村が爆発に成功したのに気付き、多田隈 五月も祝福にやってきた。
「五月、ありがとう」
「私も追いつかれなようにしないとね」
そう言って多田隈も鍛錬への気合を入れ直す。この後いっしょに鍛錬を行った二人は鍛錬後、昼食を共にし、本日は爆発記念ということで多田隈がランチを奢ったのであった。