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1991年1月5日(土)
【森の小径:右田 良子・佐々木 雅美・藤原 静音・判 祐市】
「じゃあ川口さんも四谷君もOKってことで月曜日の夜に新年会するねー」
右田 良子が元気な声でこう発言した。ここは喫茶店『森の小径』。本日は土曜日でもあり、のんびりとした雰囲気が漂っている。全員で昼食を食べ終わり、食後のデザートとドリンクを楽しみながら、新年会についての話題を話したのである。
「川口さん19時ぐらいに街につけるって言ってたから、そのタイミングで合流になると思います」
「四谷君は何時からでも大丈夫ですって言ってた」
藤原 静音が川口 耕輔の予定を伝えた後で佐々木 雅美が四谷の予定を口にする。川口は実家に帰っていて明日、高速バスで熊本に帰ってくるらしく、四谷は普通に実家にいるということだ。
「じゃあ店の予約頼むわね」
「了解。どんな感じの店が良いとかリクエストある?」
店の予約は自分でやるつもりだったが、いざ店と言っても色々な種類の店があるので、判 祐市は一応希望を確認する。
「そうねえ、お酒が美味しければどこでもいいけど、食事で言えば中華がいいかなあ」
「そうねえ。美味しい中華料理食べたいわね」
「賛成です!」
右田の希望に佐々木と藤原も乗っかったので、判は美味しい中華の店をいくつか頭に浮かべ、どこにするかを思案することにした。