稼働状況をワンタッチで管理する
今回はある福祉用具店の稼働状況を管理するアプリを作成したので紹介したいと思います。
この事業所はある機械の特約店で、メーカーと福祉用具店の間で商品の稼働状況を確認したり、故障/終了の際には返却業務を管理する必要があります。ただ、郵送で届くものであり時間差が生じることでリマインドを忘れてしまったり。
元々はエクセルや紙のノートに記載するなどしていたとのことですが、特記事項が多くなるとチェック漏れがでてしまい、どこに重要な情報があるかを2重3重でチェックをしなければならなかったようです。
そこで各福祉用具店を一元管理でき、かつ、休止になった機械や、返却予定のリマインドなどをひとつの画面でみえるようなアプリを作成しました。
操作説明
これがアプリのトップ画面になります。
管理する上で一番必要な休止・返却待ちリストが配置されています。
下に移動すると各福祉用具店の一覧が地域ごとに並んでいます。
クリックすると詳細画面に移り、商品ごとの稼働状況の詳細が確認できます。通常の稼働だけでなく、月途中に契約し後半のみ稼働した場合や、月途中で契約が終了し前半のみ稼働した場合などはステータスをクリックすることで簡単に状況の修正を行えます。
休止/返却待ちリストへの追加も該当機種をクリックすることで簡単に追加することが出来ます。
集計機能
出荷状況一覧タブをクリックすると、当月の出荷状況が一目で確認できます。
各機種ごとの単価が入っているので、売上計算もワンタッチで確認可能です。
※この画面に関しては管理者のみ閲覧できるようパスワードを別途入力してから進むようにしています。
メーカーへの報告
この出荷状況はCSV出力することが可能です。
また、このアプリはスプレッドシートと連携させることが出来る為、スプレッドシートを共有することで自動的にメーカーに出荷状況を報告することができます。
スプレッドシート内も設定をしてあり、一切データを触らずに上記のような集計を表示してくれるようになっています。
請求書等の出力
請求書などもメーカーへの報告と同様スプレッドシートに情報を同期させることで宛先を選択するだけで簡単作成できます。
Googleフォームとの連携
スプレッドシートと同期させることができることでGoogleフォームを使い、福祉用具店からの連絡をスムーズに受け取ることが出来るようになります。
アプリ作成当初は、機能を絞りシンプルなもので作成し始めました。
ただ、スタッフさんが操作に慣れてくると、これまで他の媒体で管理していたものを「機能として入れれないか?」と打診されたことで、幾度かのアップデートを行い現在の形になっています。
機能の追加だけでなく、不要な画面や操作は思い切って削除することで見やすく使いやすくすることが出来ています。
操作するスタッフさんの意見をその場で直接アプリ内に具現化できるのがノーコードツールの良さです。
もしご興味あればお気軽にご連絡下さい!
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