Miiveをひと月利用しての所感
2024年9月よりVisa決済を利用した手当を実現するMiiveを導入しました。食事手当(半額会社負担、月額上限3,780円)をクレジットカードで対応できるため、複数の契約先があり、社員が各地の現場に点在している当社にとっては、非常に相性が良いと考えての導入です。ここでは、1か月利用してみた所感をまとめたいと思います。
■メリット
・半額でランチが食べられるのが良い その名の通り、食事が半額で食べられることは非常に魅力的です。
・仕事前後の朝活や夜活、休憩時のコーヒー利用も承認してます
カフェは社会人が勉強やリフレッシュをする場としてよく利用されます。私自身も朝活で3日記を書く習慣を通じて視野を広げ、成長につながったと感じており、このような利用が承認されることは大きな利点です。
・商店過疎地域での食事手当を実現できる
ITインフラの仕事では、データセンターなど商店が少ない地域への出張が多いですが、コンビニなどは大抵どこにでもありますし、地域に数店舗しかないお店でもVisa決済が可能であれば、新規登録を行って食事手当の対象店舗として利用できるため、社員へのサポートが増えていると感じます。
■デメリット
・レシートアップロードが面倒
これは慣れの問題だと思います。初めは利用していなかったメンバーも徐々に使い始めています。
・大型施設内では該当店舗と認識されないことがある
例えば、駅中のドトールを利用した際、決済端末が「JR~」という商業施設名で登録されていることがあり、これが煩わしく感じることがあります。ただし、新規店舗登録を行えば次回以降は問題なく利用できるため、よく行くお店を登録すれば解決します。
・希望する店舗がない
まだ登録されていない店舗もありますが、一度決済を行い承認されると、次回以降は簡単に利用できるため、最初の手間を乗り越えれば大きな問題にはなりません。
・クレジットカードを持っていない人がいる
これは避けられない問題ですが、将来的には給与天引きなどの仕組みを導入することで解消するでしょう。
・レシートのプライバシー
社長や上司がレシート承認するのは心理的ストレスを感じるかも知れませんので、承認作業は別の担当者が行うことで、心理的負担を軽減しています。そもそも食事手当にプライバシー感じるような買い物はしないようにお願いしたいです。
・最初に脅かしすぎた
酒やタバコの購入が大量に行われると、承認作業と指導が増えて負担となるため、ある程度の制限はやむを得ないと思います。「仕事のための食事確保」という大原則に基づいて利用してもらうことが大切です。スモールスタートをしながら、徐々にルールを整えていけば良いでしょう。
・そもそも効果を想像しにくい
毎回半額補助があっても、月の上限が3,780円だと少し小さく感じるかもしれません。私も最初はそんなに効果はないと感じてましたが、個人的には子どもの頃から社会人になっても少し高いと感じていたケンタッキーを半額で食べられることは、非常に魅力的だと感じてます。個人的でスミマセン。。
■総評
デメリットの項目数がメリットの項目数を上回る状況で、現時点では利用率が期待ほど伸びていません。初月の利用金額ベースでは約40%、利用人数も同程度にとどまっています。しかし、デメリットの多くは慣れや初期の手間に関するものであり、時間が経てば解消されると考えます。また、メリットの1つ1つの効果は非常に大きく、特に商店過疎地域でも公平性を出せるのはとても大きいと思いますので、今後の利用拡大を期待しています。
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