私の一級建築士試験の学習法(製図編)
こんにちは。
今回は、一級建築士試験に向けて私が実際に行っていた製図の学習法をご紹介したいと思います。
私はこの学習法でR5年の試験でストレート合格をすることができました。
そのため本記事は、2か月半での学習法となります。
少しでもご参考になればと思います。
製図試験大きく分けると、
1.読み取り・エスキス
2.要点記述
3.作図
の3工程となり、その合間にチェック等をしなければならないため、時間的に厳しい試験となります。
私は、各工程を
エスキスまで…2時間
要点記述…1時間
作図…2時間半
最終チェック…30分
を目標とし、学習を進めていきました。
今回は、
作図練習、記述練習、エスキス練習に分けてご紹介いたします。
目次
作図練習
先述した通り、製図試験は時間との戦いです。
その中でも最も時間を短縮できるのが作図だと思います。
しかし、いざ製図をやってみるとトレースでも時間がとてもかかります。
私も初めての作図は完成までに8時間かかりました。
それでも試験本番時には、2時間半~3時間ほどで仕上げられるようになりました。
主な作図練習法は以下の通りです。
1,図面のトレース
2,図面を1/400に描きなおし、1/400のエスキスを見ながら作図
3,自身のエスキスを基に作図
自身のエスキスを見ながら作図を始める前にまずは作図に慣れることが大事だと思います。
私はまずは、完成された作図例を基にトレースを3時間以内に描けるように練習をしました。その中で、作図手順も体に覚えさせていきました。
3時間でトレースを書けるようになった後は、完成図面を一度1/400で描き直し、それを見ながらの作図練習を行いました。
この練習により、どのくらいの密度でエスキスをすれば自分が作図に取り掛かれるのかの把握をすることができました。
最後に自身のエスキスを基に作図を行いました。
最終的に2時間半で書き上げることを目標に練習を行いました。
要点記述の練習
要点記述には、計画・構造・設備など様々な分野について書かなければならないため、すべてを理解するというのはなかなか難しいです。
そのため、ある程度は暗記で乗り切る必要がありました。
しかし、作図の練習やエスキスの練習もしなければならないため、なかなか記述に時間をかけることができないのが現状でした。
そこで私は毎日寝る前に1ページずつ記述を書いて覚えていきました。
この方法を実践したことにより、実際に問題を解きながらなんとなく覚えていた内容が理解できたり、初めて解くような問題でも言葉を使いまわせたりと、回答がしやすくなっていきました。
エスキス練習
製図試験で最も大事なのがエスキスだと私は思います。
エスキスは、自分の回答が合っているか間違っているかが、はっきりとわかりづらいため、エスキスの練習は一人でやるのではなく誰かとエスキスを共有しながらやることをお勧めします。
そうすることで、自分のエスキス・他人のエスキス・回答例を照らし合わせることができ、自分のエスキスが正しいのか間違っているのかを理解することができます。
私は学生時代の友人とエスキスを見せ合いながら、学習を進めていきました。
その練習を繰り返す中で、アプローチをどこからとるべきか、室はどこにどう配置するべきか、廊下はどのように通すかなど自分の中でルーティーン化をすることができ、時間短縮にもつながりました。
最後に
製図試験の勉強は学科以上に厳しかったと痛感しました。
ぜひ、一人きりで勉強するのではなく誰かと情報共有をしながら学習を進めてみてください。
それは学生の友人でもX(Twitter)で受ける人を探すのでもいいと思います。
情報共有をすることで励みになったりお互いに新しい知識を取り合うことができると思います。
ぜひ、参考になるところがあれば使ってみてください。
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