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お昼休みに、パニーニ持参、仲間とプールに行く

ヴァレーぜの合弁会社に勤めている時、運よく数人のプール仲間がいた。

私は小学校の時から水泳部に所属し、社会人になってもアーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)を習い、マスターズにも参加し、プライベートでも,今もプールに泳ぎに行く水泳人。

会社のお昼休みの1時間、食堂の方に私たち人数分のパニーニを作ってもらい、12時になった瞬間、食堂でパニーニをピックアップ、車で片道約10分の市営プールにはせ参じる。

プールサイドでパニーニをみんなで食べる。
まるで、’瞬間、夏のヴァカンツァ’気分。

行き帰りの車の中でも大騒ぎ、私はいつもイジられ役’ 

イタリアの笑い話は、イタリア人にしか受けないものが多い。
分かっても、内容が’えげつない’ものが多いので、文句を言う。
それがまた面白いらしい。
 
大急ぎで着替え、プールに飛び込む!

いつも来る愉快な私たち4人は、プールの従業員の皆さんとも仲良し。

たった1時間で、忙しいけれど充実した、楽しい時間だった。

私は元水泳部、着替えるのは超早い。
いつも他の男性同僚を、受付で待っている。

ある時、たまたま手間取って更衣室にいると、、知っている声が館内放送で、、、’マリアロッシ、マリアロッシ、連絡事項があります、至急受付に来てください’

受付の女性と既に、友達関係の同僚、彼女に頼んで館内放送をジャックした。

その時から私の名前は、水泳仲間では、’マリア・ロッシ’になった。

彼等を、私のアパートメントに招き、夕食を一緒にした時、その時私が飼っていた、水色と透明の、お気に入りの金魚鉢の中にいる金魚を、同僚の一人が、、、手を突っ込んで食べた!?’

実はサラダの中にあった、ニンジンのひとかけだった。。。

毎回、毎回、私は騙され、私がびっくりしたり怒ったりするのを、みんな
は楽しんでいた。
この様な’事件’、は数えきれない。

特にこの金魚の一件は、今でも、愉快なエピソードらしい、、、

仕事の充実感よりも、今ではこの仲間との時間がより懐かしく、愛おしく思う。





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