私の好きな画家5選
私は文字とイラストを創作している絵描きです。
作品をSNSに投稿したり、時々ギャラリー主催の企画展に参加したり、
有償依頼でちびキャラでアイコンイラストを描いています。
イラストの主なモチーフは星空や植物。
時々人間をシルエット画やキャラクター風にデジタルイラスト、時々アナログで描いています。
過去絵をいくつか挙げてみましたが、私は自分が描く絵柄がイマイチ統一しない、または何を軸に絵を描いていきたいかわからないのが悩みです。(画力の問題は一旦脇に置いといて)
そこで、自分の好きなものを改めて知る事で自分なりの絵の表現を見つけるために、自分の好きな画家5人をご紹介する記事を書くことにしました。
好きな画家を紹介するという事ですが、こちらは美術解説としてではなく、その辺にいる絵描きがただ単に好きな美術のただ好きな画家の好きな絵の好きなところをつらつらと書いている記事と思って読んでいただければ幸いです。
①アルフォンス・ミュシャ
チェコ出身で、ポスター、装飾パネルなどを手掛けたグラフィックデザイナー。19世紀〜20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に国際的な美術運動(アール・ヌーヴォー)を代表する画家のひとり。
ミュシャは学生時代にデザイン史でアール・ヌーヴォーを勉強した時に知った画家です。
細かい植物モチーフと女性の肉付きの身体や横顔の描き方がとてもキレイです。
ちなみに、アール・ヌーヴォーでは建築家のアントニ•ガウディ(代表作はサクラダファミリア)、ガラス工芸家のエミール•ガレも好きです。
②アメデオ・モディリアーニ
イタリア出身。
油彩の肖像と裸婦を中心に20世紀初頭に活躍した画家。
顔や首を長く、目には瞳を描き込まないという独特の表現をとっている。
中学時代の美術の教科書に載っていた「おさげ髪の少女」がとても印象に残っています。
顔や首を長く描く独特の描写で、それが女性の色気を表現しているようなところが好きです。
③竹下夢二
明治生まれの日本•岡山出身。
雑誌や新聞載せるコマ絵から画家としての道を歩み、大正ロマンを代表する画家。
センチメンタルな美人画を確立したことから「夢二式美人」と称えられるようになる。
https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
比較的控えめな作風ですが、真っ黒な黒猫を抱き抱える少女を描いた代表作の「黒船」は、可愛らしくもありどこか妖艶な表情をしていて不思議な魅力を感じます。
④藤城清治
日本•東京出身。
幻想的な小人を描いた影絵絵本「銀河鉄道の夜」やキャラクター「ケロヨン」の原作者でもある影絵作家。
重くなりがちな黒色を広く使いながらも重く感じない描写で、見ていると落ち着く気がします。小人の幻想的で色鮮やかな作品がとても好きです。
⑤クリスチャン•リース•ラッセン
アメリカ•ハワイ出身。
海やイルカなどの幻想的で美しいマリンアートで現在でも世界中に多くのファンを持つ画家。
夕日や夜の海、イルカやシャチが飛び跳ねる水飛沫も細かく描く描写がとてもキレイでだけで、イルカの絵と言えばこの人が思い浮かぶぐらい子どもの頃から大好きな画家のひとりです。
以上が、私の好きな画家5選でした。
自分の好きな画家を選び、好きなところを書き上げて見てなにかわかることがあるかと思いました。
やってみて思ったのはどの作品も好きで、ミュシャや竹下夢二のような女の子のイラストも描きたいし、ラッセンや藤城清司さんのような幻想的なイラストも描きたい!という欲張りな結果にしかならなかったような気が…。(あれ?)
んー、私はどうすればいいんだ…。
悩みは尽きませんが、もがきながら自分の絵を生涯掛けて作り上げたいと思います。
この記事を読んでこの画家知ってる!やこの絵が好きと思っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。