謝らない大人達

私は今までたくさんの「大人達」と一緒に仕事をして来た。

そして雇用主になってからは、多くの大人と言われる人達と仕事をして来た。

私が雇用主になる前、ようは修行時代とでも言うのか、その時期はほぼ全ての大人達は昭和一桁から30年代前半の方々だった。

彼等は自分達の失敗や雇用主に対して不利益を被らせた時には素直に謝っていた。

もちろんその時の我々も他人の物(備品など)を壊したり紛失させた時には素直に謝っていた。

謝り、状況を説明する事で謝った側にも100%の非はないと言う事がわかる場合もある。

欧米の文化では、謝った方が負け!
みたいな変な文化が存在するが、私はこの日本的な
「間違えていた側、又はミスを冒した側はまずは謝る」

という文化は美しいと思う。

失敗や不可抗力によるミスは誰にでもある。
でもそれを
「私はちゃんとやってました」
と言って、
「私のせいではない!」

と思ってしまうその気持ちは、美しくないし、人間関係において棘を刺してしまう。  

しかし昨今、ちゃんと謝っている大人がそれ以上の追求を受ける事がある。

いつも、いつか自分もそっち側になるかもしれないと思うその心を持たなくてはならないのではないだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?