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「じゃ、そろそろ」 「うん。元気で」 「君も」 夏休み最後の日。 大好きな君が遠くへ行く。 …
神様を探している。 みんなに優しいんじゃなくて。 自分だけを見てくれる神様。 「いないよ、…
「あ、」 「ん?」 「気づいちゃった」 「何を」 「俺、お前のこと好きだ」 「…知ってるけど…
出てくるのは夢の中にしてくれ。 そう言ったら早速、夢に現れた。 「よう相棒」 「死神には建…
やっと順番が来た。 「お待たせ。あなたの願いを、みっつ叶えます。どうぞ」 「世界の始まり…
「私は絶望を知ってるわ」 軽やかに舞う黒の女王。 あなたはいつだって、お姫様。 「失敗と絶…
屋上に寝転がって煙草を吸う。 卒業式の後の空って眩しい。 大好きな子に告白してフラれた。 覚悟してたからショックはない。 「…まっず…苦いだけじゃん」 初めての煙草はマルボロにした。 匂いが好きって、あの子が言ったから。 一度でいい。 名前を呼んでほしかった。 ああ。 好きだったなぁ。 一瞬で忘れてやる。
「バカみたい、ただの遊びなのに」 母が恋人と別れた。何人目だろう。 「私は好きだったな、あ…
いつも彼女は、好きな人の為に煙草を吸っていた。 「美味しいと思ったことなんて一度もないわ…