救急医療の薬剤師

 救急医療は、生死を分ける瞬間に立ち会う、まさに医の原点と言える現場です。しかし、「救急医療で薬剤師がどんな役割を担っているの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。一般的に薬剤師は調剤薬局のイメージが強いですが、病院や大学、製薬会社など、実は様々な場所で活躍しています。
 病院薬剤師の中には、感染症やがんの専門家もいれば、私のように救急医療の現場に魅せられ、その魅力に取り憑かれた薬剤師もいます。かつては救急医療で活躍する薬剤師は珍しかったのですが、近年は、薬剤師の専門性がますます求められるようになり、救急現場で活躍する薬剤師も増えてきています。
 この「note」では、息もつかせぬような緊迫感あふれる救急医療の現場で薬剤師として感じたこと、そして救急医療の現場で働く魅力を皆さんにお伝えしていきます。薬学生や若手薬剤師の皆さんには、救急医療という新たなキャリアの可能性を知っていただき、少しでも多くの方に救急医療に関心を持っていただけたら幸いです。


いいなと思ったら応援しよう!