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井の中のかわず
こんにちは、整形外科の休憩の間に、執筆します。
私もかれこれ、病院や訪問リハビリ、スポーツ、クリニックなどの経験で今年で9年目の年になりました。
そんな中で、一般企業で働いてから、この理学療法士の道に進んできたので、年下でも、上司や、先輩、同期などは日常茶飯事。
そこで、病院勤務の中で、この人は・・・井の中の蛙やな。自分もいろんな環境でもまれなきゃな。その方を反面教師として日々過ごしています。
いまだに同期に聞いてみると・・・・今でもそんな感じらしいです。草
そんな人物にはなってほしくない。
そう願って、お話します。
鼻を高く、天狗になったリハビリ職:一人の天狗リハビリパイセン
第一章:鼻持ちならぬ鼻の高さ
舞台は、とある地方の病院。私は新人リハビリ職として、日々奮闘していました。
そんなこんなで、系列の病院をローテーションで出会ったあるリハビリ職Aさんは、自他?ともに認める実力の持ち主なのかわからないが、威張っていました。
常に自信に満ち溢れた態度で、移動してきた私【もちろん私の方が年上】に
おう!! ⭕️⭕️よろしくな!! 彼は初対面の私にタメ口挨拶。
この時点で、???と感じていました。
同期に聞くと、5年目のリハビリ職のAさん 28歳か・・・ 私はもう33歳でしたので。
その自信の裏側には、どこか傲慢な態度がちらついていました。
後輩には横柄な態度で接し、先輩には腰低く媚びへつらう。
その姿はまるで、二枚舌を使い分けるカメレオンのようでした。
まあ、初日やし、いいか。と思い業務をしていました。
日々業務をしていくとAさんの言動が目につくようになってきました。
特にAさんは、自分のリハビリ技術に絶対の自信を持っていました。
「俺に任せとけば大丈夫!」と豪語し、他のリハビリ職たちの意見を聞く耳を持ちません。
私はPTだったのですが、連携なども取らず、リハビリ内容も勝手決めたり、
挙げ句の果てに、同じ時間に、2名から3名同時にリハビリしていたりと、よろしくない方向になってました。
その横柄な態度に、多くのリハビリ職たちは辟易していました
私も経験は下ですが、年齢は上でしたので、初めは目を瞑っていました。
第二章:天狗墜ちへの序章
ある日、私は違う患者をリハビリしていたのですが、同じリハビリ室で、Aさんもリハビリしていました。
今日も、2、3人同時に見てるのかな?と私。
案の定リハビリを同時にしているAさん。
肩のリハビリの患者を同時に3人見ていました。
今日もかー!と思ってみてました。
私は新しい患者は満遍なく、病名など関係なく、ランダムに振り分けられます。
僕は、呼吸器、脳、整形、心臓、がんなど満遍なくリハビリをこなしていました。
その日に、Aさんと一緒に担当している患者が、理学療法士を呼んでると、看護師さんから。
その患者さんからはAさんのリハビリの時間を私に変えて欲しいとのこと。
理由は
リハビリ3人同時みてるのはおかしい。
訴えなどを聞いてくれない。
ほぼ自主トレだけで、みていない
リハビリ時間を守らないしやってない。
との訴え。
私は当然、一人づつリハビリをしていました。それを見てその患者さんは私を指名してきました
私は、
【私は結構です。もしAに担当変更を言いずらかったらDrに言ってください】と患者にお伝えする。
近年、理学療法士などは供給過多になっていますので、患者もリハビリ職を選ぶ時代になっているのが現状です。
患者さんは直接Aに言ったみたいで・・・
私に怒鳴り込んできました。
A【⭕️⭕️!!!担当の患者になんか言ったやろ!!
私【担当私に代わってほしいと言ったので、いいですよ。Drにも言ってくださいね。と言いましたが何か?】
A【俺の患者やろ。勝手に言うなや!!】
私 【担当の患者が悩んでたのに、あなたに言わなかったのはなんででしょうね。】
あなたが、一人一人患者を丁寧にみてないからでは?
A【俺のリハビリで、治ってる人は実際にいるし、なんでやねん。おかしいやろ!】
私 歴は後輩ですが、年上とし言わせてもらいますが、
【あなたのリハビリは、一人一人に寄り添わず、指示だけして、患者さん自身が毎日毎日努力した結果では?】
あなたがいない時にやり方など、違う理学療法士に聞いたりして、努力してましたよ。
あなたはその努力も知らないで、自分のリハビリのおかげ、治療のおかげだとばかり自慢げに患者に話していたじゃないですか。
そら嫌になりますよ患者は・・・・
A【・・・・・・】
私【言わせてもらいますが、患者もあなたよりも下の後輩も、あなたの治療やリハビリについていいと思ってる人はいませんよ。 一人よがりですしね。】
A 私の胸ぐら掴んで、「俺の治療はいいはず!患者が離れていくのは、患者が悪いしお前が患者に言ったのが悪いんや!!」
私
【そんな考えだからあかんやろが!!!お前のその考えが思考が悪いねん!!
患者一人一人にしっかり向き合えや!!】 ついスイッチが入り言い合いに・・・
周りの先生が止めに入りました。
その場は収束しましたが、私とAはそれ以降はしゃべることもなくなりました。
Aさんはというと、患者の話を聞くことなく、一方的に自分の考えを押し付けようとする傾向がありました。
その結果、多くの患者がAさんのリハビリから離れていきました。結局私や周りの先生たちに振り分けることになりました。
後々、他の先生から聞くと、以前までAさんは、一人一人ちゃんとリハビリもしていたが、ある時に学会で賞をとったかなんかで、そこから天狗さんになったとのそうです。
自分が賞をとった時から、自身がついたようで、リハビリでも周りの理学療法士にもそのような態度をとっていたみたいです。
その賞もAだけでとった賞ではなく、症例件数や、データなども後輩などと協力してやっていたみたいです。しかし、出すときに、後輩の名前を出さずに自分だけのものにしたみたいです。
そら、あかんわな・・・・
確かに、学会などで認められて賞もらうの凄いことだと思いますが、理学療法士の前に人間としてどうなのでしょうか。。。。
そんなAさんの過去を聞いて、知って、感じて、私はあることを決意しました。
「絶対にAさんのようにはならない!」と心に誓ったのです。
第三章:研鑽の道
Aさんとの出会いは、私に大きな教訓を与えてくれました。どんなに優秀?なリハビリ職でも、傲慢な態度で患者に接すれば、信頼を失ってしまうということです。
まあ、Aさんを私は優秀とは思っていませんが、最近もちょくちょく学会に名前があるのが腹立たしいです。
病院外の人間はAを優秀とみなすでしょう。
しかし病院内でのAさんの評価は、不適合者です。
私は、常に謙虚な姿勢を忘れずに、研鑽を重ねることを決意しました。患者の話をじっくりと聞き、患者の気持ちに寄り添いながらリハビリを行うことを心掛けました。
もちろんその病院ではAさんよりも、患者に向き合い寄り添えるようになり、他の先輩や後輩からも信頼を得れるようになりました。
学会で賞をとることがえらいのか?一人でも多くの患者から、ありがとうと言われる方が、優秀なのか?
私は、後者だと思います。
もちろん人それぞれ考え方があると思いますが、私はそう思います。
第四章:天狗にならないための心得
常に謙虚な姿勢を忘れない
患者の話をじっくりと聞く
患者の気持ちに寄り添う
周囲の意見に耳を傾ける
常に学び続ける
これらのことを意識することで、患者から信頼されるリハビリ職になることができるでしょう。
賞をとるため。学会発表するための数とデータをとるだけの関係は
Aさんと同じ羽目になると考えます。
第五章:まとめ
Aさんとの出会いは、私に大きな成長の機会を与えてくれました。私は、この経験を糧に、これからも患者一人ひとりに寄り添ったリハビリを提供していきたいと思っています。
Aさんの発言で、
【俺の治療はいいはず!患者が離れていくのは、患者が悪いしお前が患者に言ったのが悪いんや!】
これはほんとに井の中のかわず
あなたよりいい理学療法士は病院外 世界中にいくらでもいます。
【私の治療より、もっといい治療を提供できるようにしよう!!患者さんから選んでもらえるように、もっともっと治療を勉強し、患者の心に寄り添える理学療法士になろう】
これを常日頃思いながら日々精進しています。
あとがき
私が出会った、理学療法士の中ではAさん以外にも少し勘違いしている人がいます。
自分の勉強している手技が一番と考える人
自分が、一番リハビリができると考える人
経験年数だけでマウントをとる人
知識があるのに、ただ、バカにして後輩を罵る人
もちろん素敵な、素晴らしい理学療法士も多数います。
私も先輩に言いたいこと言う少し変わった理学療法士で、完璧ではありませんが、
研鑽を重ねて、患者に信頼されるうように努力を続けようと思います。
あなたの周りには井の中のかわずさんはいませんか?
いるなら、井戸から出るように促してみては?
出てしまえば、すぐに強者に食べられます。
そのかわずさんと関わると、あなたの時間が無駄になります。
常に謙虚を持って、研鑽しましょう。
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