長生きの秘訣は、持久力を担う筋肉の遺伝子。そして転倒予防は瞬発力の筋肉が大切。
筋肉には遅筋と速筋に分けられています。
簡単に説明すると
に分けられます。最近読んだ本の中に、最近の県有では長生きされている方の遺伝子にフォーカスしてわかったことがあります。それは遅筋の遺伝であるXX型が多かったとのことです。
その中でも筋肉量と代謝能力に関連するACTN3遺伝子というものがあります。
ATCN3とは
この遺伝子は速筋繊維のみに存在するα−アクチン3というタンパク質の設計図になります。
正常にタンパク質を合成する遺伝子をR型
全くタンパク質を作ることができないX型
この2種類があり、人はRR RX XXの型を持っています。
そうです。日本人の長寿は遅筋線維が高いとされているXX型の割合が約30%以上あり、110才以上の方でも32%も締めています。
この遺伝子はヨーロッパではXXの割合が18%ほどあり、アフリカでは少ないとのこと。またアジアでは高頻度に分布しているとのことです。
遺伝子の仕組みから、我々日本人は瞬発力などのパワーを発揮する人の割合は外国諸国よりもひくい。そのため、私達日本人は、遅筋(持久系)などは得意とする部分もあると考えられます
年をとっても筋肉は強くなります
加齢とともに、下肢の筋力は3分の1程度になります。その原因は速筋の萎縮や数の減少です。しかし、最近の研究では90代の高齢者であっても、専門家の適切な指導によってトレーニングすれば、筋繊維の増加と、強くなることはわかってきています。
しっかりとした負荷(RM) 80%になるように設定することで、筋力UPとパワーの増加すると研究でわかっています。
日常生活で必要な太ももの等尺性筋力を50%増加させたり速筋の断面積にすると22%ほど増加させた研究も出ています。
高齢で長生きできても、転倒などをして、寝たきりでは意味がありません。
そのため、健康で自分の足で歩くためには、速筋(瞬発系)の筋力の維持も必要となります。
そしてトレーニングをしっかりすれば、若者と同じように、筋肉を太く、強くすることができます。
まとめ
長生きの遺伝子としてATCN3のXX型が多くある方が占めています。そのため、遅筋が優位にあるが、遅筋繊維だけでは良くなく、速筋も必要である。
速筋に関しては、20代〜80代で約3分の1に低下してしまうが、適切な運動を専門家と一緒にすることで、高齢であっても筋繊維のUPと筋力のUPはしてきます。
いくら遺伝子があるとはいえ、健康に日常生活を続けるには自分のちからで歩く必要があります。
現役世代のわたしたちの世代から将来のために、持久力と瞬発力をまんべんなく鍛えて行く必要はありますね。
あとがき
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