年間指導計画作成のヒントpart5
こんにちは。とさかまるです。
さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。
丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!
と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
ものすごくたくさんの量になってしまうのでいくつかに分けてご紹介します。
今回は年間指導計画 幼児 編です。
Ⅳ期(1~3月)
予想される子どもの姿
・異年齢児との交流を楽しみ、自ら関わろうとする。
・進級に期待感を持つ。
・クラスの友だちとの関係が強くなり、みんなで共通の目標に向かって協力する。
・園生活を振り返り、卒園や就学への喜びや期待に胸を膨らませる。
期のねらい
・社会生活における望ましい習慣や態度を身に着ける。
・進級に期待を持ち、楽しみに過ごす。
・様々な活動を通して基本的生活習慣や態度を身に着け進級する事への喜びを感じる。
・生活の中の文字に興味を持つ。
・友だちと一緒に目的に向かってやり遂げる達成感を味わう。
養護(生命の保持)
・休息をとることを伝え、健康的に過ごせるようにする。
・冬の健康に必要な生活習慣を知らせていく。
・気温の変化に気付き、自ら衣服を調節するなどして体温調節ができるようにする。
養護(情緒の安定)
・進級に対して期待を持ち、一日一日を友だちと楽しく過ごせるようにしていく。
・他者から自分の存在を認めてもらう喜びを感じ、自己肯定感を育てていけるようにする。
・就学への期待を高め、期待が持てるようにする。
健康
・寒さに負けずに十分に身体を動かして遊ぶ。
・音楽に親しみ、みんなと一緒に歌ったり楽器を鳴らしたりしてリズム遊びを楽しむ。
・就学への期待や不安を保育者に認められながら自信や自覚をもって充実した生活を送る。
人間関係
・相手の気持ちに気付き、自分の思いを伝えたり、少し我慢したりする。
・会話を通して友だちといることの楽しさを感じるようになり、つながりを深める。
・いろいろな経験を通してイメージを膨らませて感動したことを伝え合う。
環境
・ごっこ遊びや簡単なルールのある遊びを楽しんで行う。
・集団でルールのある遊びを楽しみ、トラブルが起きても友だち同士で解決しようとする。
・遊びや生活の中で数量や図形、標識、文字、時間などに親しみその役割に気付き意識して活動する。
言葉
・話し方を工夫し、相手にわかりやすい言葉を選んでいく。
・言葉遊びや伝承遊びを通して様々な言葉に触れていく。
・友だちとの対話を楽しみ、気持ちを伝え合う。
表現
・様々な素材に触れて、イメージしたものを再現してみようとする。
・感じた事、考えた事を絵や製作で表現する。
・友だちと楽しく様々な活動に取り組む中で思ったことや感じたことを豊かに表現する。
環境構成
・冬を健康に過ごせるように衣服の調節や室温、換気に気を付けていく。
・言葉や絵で知らせ、児たちが気付けるように伝えていく。
保育者の援助
・ひとり一人の生活習慣を見直して確認していく。
・目標に向かって取り組む楽しさを感じ、児たちの意欲が高まるような言葉がけや関わりを持てるようにする。
・就学への期待を共有しながら子どもに負担を感じさせないように丁寧に関わる。
・個々の表現を認めながら、友だちと協力して表現する楽しさを感じられるようにする。
食育
・限られた時間の中で自身の完食できる量を把握し、調節しようとする。
・自分の身体に興味を持ち、健康に過ごすため好き嫌いなく食べてみる。
・食事のマナーを身に着け、小学校の給食に期待を持つ。
子どもの姿
・感染症が流行し風邪症状が出る児が多くいたが、正しいうがい手洗いを行おうとしている。
・楽器や劇を通して表現することを楽しみ、友だちと協力することを学んでいる。
・寒さに負けずに戸外でのびのびルールのある遊びをする。
・卒園式に向けた活動を通して、就学を楽しみにする姿が見られるものの保育園生活が残り少ないことをさみしそうにしている。