見出し画像

指導計画作成のヒント 月案4月

こんにちは。とさかまるです。

さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。

丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!

と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
今回は月案 4月 (幼児)編です!!


養護(ねらい)

・素直な思いを他者に伝えたり、安心してのびのびと過ごせるような環境作りをしていく。
・排せつや食事睡眠等が安心できるよう優しく声をかけたり、一人一人の気持ちに寄り添っていく。
・子ども一人一人の体調や情緒の変化に目を配り適切に対応できるようにする。
・新しいクラスの使い方や生活の流れを丁寧に伝え、保育者や友だちと安心して過ごせるようにする。
・保育者が見守る中で身の回りのことを自ら行えるようにする。
・保育者に思いを受けとめてもらうことで、安心して意思表示を行うことができるようにする。

養護(環境構成、援助)

・午睡時などゆったりと過ごせる時間を作り安心できるようにする。
・トイレなど失敗してしまった時など優しく受け止め寄り添い次へとつなげる。
・担任が変わり戸惑う児にはしっかりと関わりながら安心して過ごせるようにする。
・持ち物の整理が自分でできるように使いやすい環境を整える。
・一人で行うことが困難な場合は、必要に応じて手助けをしていく。
・寂しさや悲しさにも共感し、丁寧に思いを受けとめていく。

健康(ねらい)

・身のまわりのことを意欲的に行う。
・新しい環境に慣れ、生活の流れや決まりを知り安心して過ごす。
・外気に触れ、思い切り身体を動かす。

健康(環境構成、援助)

・意欲的にやってみようと思えるようにわかりやすく伝えていく。できたときには褒めて次につなげることができるようにする。
・約束やルールをみんなで確認し、安全に元気に過ごせるように配慮する。
・身体を動かす心地よさを味わえるように、保育者からも積極的に誘っていく。

人間関係(ねらい)

・保育者や友だちと一緒に過ごす嬉しさを味わう。
・保育者や友だちと一緒に好きな遊びを楽しむ。
・保育者や友だちに親しみを持ち、安心してのびのびと過ごす。

人間関係(環境構成、援助)

・新年度始まりなので子どもたちが安心して過ごせる雰囲気作りをしていく。
・保育者から積極的に誘いかけて楽しい雰囲気作りをしていく。必要に応じて仲立ちをしていく。
・進級や入園した嬉しい気持ちに共感して接する。また不安そうにしているときには寄り添っていく。

環境(ねらい)

・春の自然を感じながら戸外で身体を動かして遊ぶ。
・新しいクラスでの生活の流れや約束を覚え、できることは自分でやろうとする。
・新しい玩具や教材に興味を持ち、積極的に遊びに取り入れる。

環境(環境構成、援助)

・季節の草花を見に花壇へ行ったり、保育者から気候について話したりして、春の自然を感じることができるようにしていく。
・わかりやすいように環境を整え、一つ一つの使い方や場所などを伝えていく。
・好きな遊びを楽しめるように、玩具などをそろえていく。

言葉(ねらい)

・自分のしたいことや困ったことを保育者に言葉や身振りで伝える。
・思ったことや考えたことを自分の言葉で相手に伝えようとする。
・遊びや活動の中で、自らの思いを伝えたり話し合ったりする。

言葉(環境構成、援助)

・言葉で表現することが難しい児には保育者から言葉を添えて伝えられるようにする。
・自分の言葉で思いを伝えようとする気持ちを受けとめ、難しい時には代弁する。
・子ども同士で話し合いがうまく進まない場合は保育者が仲立ちとなっていく。

表現(ねらい)

・リズムに合わせて踊ったり身体を動かしたりして遊ぶ。
・運動遊びなどを通して、身体を思い切り動かす心地よさを味わう。
・友だちと声を合わせて歌う心地よさを味わう。

表現(環境構成、援助)

・子どもたちの好きな曲に合わせて体操をする。恥ずかしい児には保育者が寄り添っていく。
・同じ遊びをみんなで楽しみ、保育者が主となりのびのび身体を動かしていく。
・言葉がけなどによって、明るい雰囲気作りを心掛けていく。

食育(ねらい)

・楽しい雰囲気作りの中で保育者や他児と一緒に食事をとることを楽しむ。
・食具の使い方や食事のマナーを知り、気持ちよく食べる。
・給食のメニューを通して様々な食材に興味関心を持つ。

食育(環境構成、援助)

・メニューについて保育者が話してより興味を持ちながら食べてみようと思えるようにする。
・食具の使い方や食事のルールを改めて伝え、マナーを守って食事できるように配慮する。
・メニュー表をかいたり読んだりして興味を持てるようにする。

配慮するべき事項

・新しい環境に不安を感じたり落ち着かない様子の児には側に寄り添いスキンシップをとったり優しく声をかけたりしていく。
・思いや考えを他者に伝えることができるように保育者が仲立ちしたり、代弁したりしていく。
・園生活に慣れ保育者や他児とコミュニケーションを取り一人一人が安心して過ごし自分を表現することができるように信頼関係を築いていく。
・一人一人の生活の仕方を見守り、自分でやろうとする気持ちを大切にしていきながら基本的生活習慣が身につくようにしていく。
・思い切り身体を動かせるように保育者も活動に参加する。
・全員がルールを理解できるように確認しながら説明を進めていく。
・子どもの驚きや発見に共感する。

保護者支援、連携

・一日の様子を口頭で細かく伝えることで信頼関係を築いていく。また家庭での様子を聞くことで情報を共有していく。
・新しい環境での子どもの様子を細かに伝えて保護者が安心できる環境作りをする。
・暖かくなってくるので調節のしやすい衣服を用意してもらう。
・新クラスでわからないこともすぐに聞いてもらえるように声をかけていく。

職員との連携

・前年度の担任から子どもの情報を引き継ぎ、一人一人に対応できるようにする。
・支度の仕方や順序など、担任同士で確認しあい共通の対応をする。
・全職員で子どもの健康面やその他の配慮が必要な部分を確認し、情報を共有する。

長時間保育

・安心できる環境の中でのびのびと過ごす。
・保育者、異年齢児友だちと一緒に好きな遊びを楽しむ。
・保育者や友だちと安心して過ごす。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?