晴れ間をぬって 季節を履き替える
この時期
朝のお天気を告げる時刻には特に敏感になる
窓から空を仰ぎながら
今日、履く靴を想像することになるからだ
降水確率を横目に
どうか1日お天気がもってくれますように。。。
そんなことを祈りながら出かける準備にとりかかる
そんなわたしの
最近のお気に入りはバレエシューズ
パイピングの色に今日の気持ちを乗っけるのが好きなのだ
ちょっと元気がなくなった時
帰りに寄り道を予定している時
その時々のシチュエーションで色を選んでゆく
足元に視線を落とすことって意外に多いから
信号待ちのほんのわずかな時間や
電車が入ってくるまでのあいだ
何かを確かめるように
なんとなく足元に視線を落としてしまう自分に気付いたり
季節がどんどん進む中
こちらもそれに合わせて足元の衣替えをする
玄関にしゃがみこみ
下駄箱からそっと季節の靴を取り出す作業は
どこか神聖な儀式のようでもあり
大切に履いてきた靴へのリスペクトが込められている
しまう時に丁寧にお手入れをしたことを思い出し
早速足を入れてみた
梅雨のわずかな晴れ間を狙って
お気に入りの靴を履こう
ふとそんな気持ちになる
もし通り雨に出くわしてしまった時は
しばしカフェでその時間を凌ごうとする人たちであふれかえるはずだ
靴が濡れなくって良かった・・・
雨に濡れる木々の青々とした宝石のようなきらめきを眺めながら
運よく座ることができたカフェのテラス席で
束の間そんなことを思うのかもしれない