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「ポケットに入れた手」
鏡の前で袖を通したシャツを整えていると
無意識にパンツのポケットに手が伸びて
それに驚き、思わずハッとした
いつもはそんな風にすることがないだけに
自然に見えた一連の動きが
妙にかっこよくて、
そのなせる業はいったいどこからきたものかと考え込んでいると
しばらくして
それは、どうやらシャツから香り立つ
ハンサム匂からきているようだという結論に思い至った
その、いきすぎないハンサム感は
無意識にそれを印象付け
さりげなく
見る人のこころをくすぐることで
一言で”メンズライク”といってしまうには惜しい
しかけとなっているのだ
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きちんと着れば
指の先まで神経がいきわたるほどに
背筋がのびるのを感じるし
ボタンをはずせば、ぬけ感のある着こなしになって
自然とポッケ・・
やはり、パンツのポケットに手が伸びるのは自然なようだし
脱力して、少し背中が丸まった姿勢は
本来のリラックスした自分の姿に近づいているような気がしてくる
それに気が付くと
たっぷり使われた生地と背中の間にある
空気の層の厚みの存在や
袖をめくることで、生地のふわっとした愛らしい膨らみが
もたらす一連の動作も
自分自身の一部がもたらした自然のながれと言える
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その時の気分で
可愛く着たり
かっこよさを演出したり
表情は一つじゃないと思わせてくれるトワルドジュイブラウス
早速、秋に向かって繰り広げられている
妄想のコーディネートの数々が
せわしなく脳内を駆け巡りだしたようだ
ワルドジュイのテキスタイルが
大人になってこんなにもこころにトキメキを与えてくれるとは・・・
お気に入りのカフェで
この感動にひたっていると
いつもあっという間に時間が過ぎ去っていて
だけれど
それは自分自身にとっては
必要な時間だったりするのだ