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秋のおよばれ着 ~ アキの人気者 ~






この時期の想像を超えるムシムシとした気候



汗でおでこに張り付く前髪のわずらわしさ




夕方になれば寄り道をせずまっすぐ帰宅し


一目散にシャワーで疲労感と1日ぶんの汗を洗い流す




この時期さえ我慢すれば・・・


その言葉をかみしめながらどうやらこうやら乗り越える


それがここ最近の夏の過ごし方になっている





決して夏が嫌いなわけじゃない

ただどこをどう見渡しても、快適に過ごせる場所は限られるし

自分を楽しませる余裕も見失っている



どうやら

きもちが”おしゃれ”に向かなくなってきてしまっているということみたい




それもそうかもしれない


ここ数年夏が来る前にTシャツを買い替え

そのTシャツの中に、1軍や2軍があるくらいで

モチベーションが波のように高なるようなことはなくなっていた




気が付けば


見せる場所

見せたい人


少しずつそういったものが自分の中から削られていってしまってる


あぁ、今年もいつものように秋を迎えるのかな・・・



漠然とそんな風に思っていた頃に出会ったピエタスリーブのカットソー



それは、突如羽根のようにヒラリと私の前に舞い降りた




別注「ピエタスリーブ」 (soutiencollar)





一瞬にして、少し先の気候に希望が持てるような


瞬く間に全身の汗をも吹き飛ばしてくれるような


そんな輝きに魅せられて手に取ったのがはじまりだ




この世界にまだ私を楽しい場所に連れて行ってくれるお洋服があったんだ…



素直な直感に従って

はずんだ気持ちで” 久々” に訪れた特別な場所





こんな気持ちはいつぶりかしら


そういいながら取り出したアクセサリーに

ちょっといい『余所行き』を味わえるピエタスリーブは驚くほどにマッチした




もうすぐ夏は終わるかな・・・


本当は喉元まで出かかっていた本音はそれだったかもしれないけれど

1枚のお洋服との出会いで、長いトンネルから抜け出せたような


そんな清々しい気持ちがわき起こってくることに不思議と胸が熱くなる



気温や体温は事実として暑く、熱を帯びてはいるけれど


長い間冷たく沈黙していた私のこころの炎が

ピエタに出会えたことで再び点火した喜びにハッとし

ピエタごと抱きかかえた指に思わず力を込めた



メッシュ生地を通して伝わってくるのは

バターが溶けた時の

ジワぁと染みこんでくるような指先の温もりだけだった





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