木崎あおい(男らしさ−2.0)

愛されたい。愛(め)でられたい。飼われたい。M男(Mの子)です。野良作家兼野良哲学者。

木崎あおい(男らしさ−2.0)

愛されたい。愛(め)でられたい。飼われたい。M男(Mの子)です。野良作家兼野良哲学者。

最近の記事

野良犬の思索日記(2024/12/01)

「読まれたい欲望」 この日記はこの日記そのものが、「読まれたい欲望」と「読まれなくていい」という虚勢との緊張感を表現している。 「思索は閉じたもの」 そもそも「思索」は閉じたもので、「開かれたもの」ではない。 だからそもそも「閉じたもの」を閉じたまま「公開」すればそれは読まれるはずもないのである。 「名前の重要性」 私が憧れを持っているアーレントの『思索日記』にしても「アーレント」という偉大な哲学者だからこそ、その思索が「開かれたもの」になっている。 つまり「名前」

    • 野良犬の思索日記(2024/11/24)

      ここ最近、「読解とは何か?」ということを考えている。 このことを考えるきっかけを作った本があったが、その本については今は語らないでおく。 さて、「読解とは何か?」ということについて考えたいのだが、この問いを考えると「正しい読解はあるのか?」という問いが真っ先に浮かぶ。 これは本当のところないと言いたいが、社会は「正しい読解」を前提としないと成り立たないという答えになるだろう。 例えば、テストが存在するのは、そこには「正しい読解」という前提があるからこそであり、この前提が

      • 野良犬の思索日記(2024/11/17)

        はじめに まだ飼われていないM男は野良犬である。 このノートシリーズは野良犬の思索日記として、記事が溜まればマガジン化する予定。 このノートのタイトルは、ハンナ・アーレントの『思索日記』という書名から拝借したものである。大哲学者の書名から拝借するなどおこがましいが、そういうおこがましさがなければ、思索を公開するなどという行為はできない。 「思索」 拝借する上で「思索」について考えた。 まずそもそも、ハンナ・アーレントの『思索日記』は本人がその書名をつけたわけではない。

        • 宣言

          書くことのハードルを下げないと、いつまでも書きたいことが頭の中を旋回するだけでもったいない。なので短くてもいいので、まずは書いていこうと思っている。

          痴女に見出されしM心。 その深き穴は欲深い心の穴。

          痴女に見出されしM心。 その深き穴は欲深い心の穴。

            なかなか書けていない。もっと記事を増やしたい。

            なかなか書けていない。もっと記事を増やしたい。

          愛することの本質を探るチャットGPTとの対話

          ※チャットGPTと対話しながら、「愛すること」の本質について考えました。 対話した内容をベースにチャットGPTに内容の編集を行ってもらいブログ記事にしました。 序章:愛することとは何か? 木崎あおい:「愛すること」って具体的に何をすることなんだろう?「愛する」というのは行為であるはずだけど、「歩く」とか「食べる」とは違うよね。 チャットGPTくん: 確かに。「愛すること」は単なる行為の積み重ねではなく、その行為を支える心の在り方や態度にこそ本質があると思うよ。 木崎あ

          愛することの本質を探るチャットGPTとの対話

          カミングアウトサロン「ユリイカ」への最初で最後の訪問その2

          *カミングアウトサロン「ユリイカ」さんは2024/8/31で閉店しています。 前回は下記リンクから。 それは最初からわかっている 前回までは、縄で縛られた知人の話を中心に書いた。 「おいおい。お前はどうなんだ」という声が聞こえてきそうなので、もちろん僕の体験も話していく。 その前に、もう少しだけ知人の話をする。 知人はプレイを終えてソファに座っていた。(前回も述べたがこのお店では、男性は床に座ることが基本。ただソファが空いていれば、ソファにも座っていいとのこと) そん

          カミングアウトサロン「ユリイカ」への最初で最後の訪問その2

          カミングアウトサロン「ユリイカ」への最初で最後の訪問その1

          最初で最後の訪問 2024/8/31で閉店するというカミングアウトサロン「ユリイカ」にお邪魔した。 このお店のことは、スパンクという漫画を読んで知っていた。 だが行く機会がなかったため行くこともなく月日が流れていた。 そんな折、知人に「お店が閉店しちゃうから、閉店する前にぜひ行った方がいい」とススメられた。知人も一緒に行くというので、それならということで行くことになった。(これが最初で最後の訪問だ) お店のホームページは下記リンクから そのお店は池袋にある。 知人と

          カミングアウトサロン「ユリイカ」への最初で最後の訪問その1

          コロナを境に人間関係が入れ替わった。コロナ以前に付き合いのあった人とは全然会えてない。また付き合い再開したいなと思ってる。

          コロナを境に人間関係が入れ替わった。コロナ以前に付き合いのあった人とは全然会えてない。また付き合い再開したいなと思ってる。

          自分を受け入れる旅:男の子とMの子の堂々巡り(往復書簡)その14

          私の内に宿るMの子へ 短い梅雨でしたね。 これからさらに暑くなると思うと気が滅入りますね。 お返事読ませていただきました。 貴方がこの書簡のやり取りを一旦、やめたいというのであれば私はそれに従います。 そして今回のこの手紙で一旦、ラストになるということですね。 では返信をしていきましょう。 貴方の手紙で今回、印象に残ったのは貴方は自分の存在が強すぎて他人がいないと言ってるところです。 なるほどと思いました。 貴方は他人がいない。 私は自分がいない。 だから、ここに

          自分を受け入れる旅:男の子とMの子の堂々巡り(往復書簡)その14

          自分を受け入れる旅:男の子とMの子の堂々巡り(往復書簡)その13

          自分自身の中にいる男の子へ 梅雨なのに夏のような暑さで困る日々を過ごしているよ。 君も同じかな。 君が手紙の最後に吐露していた思いは、僕にはとても響いたよ。 男の子であることは君とっては「社会から要請される男の子らしさ」であって、それは君自身が心から望んだものじゃないということだね。 そして、そういう男の子らしさ以外の像が君にはなくて、だから君は自分が存在しないように感じてるということだね。 君の告白を読んで、僕が思ったことは、君と僕は逆だってことだ。 僕は僕の存在が

          自分を受け入れる旅:男の子とMの子の堂々巡り(往復書簡)その13

          自分を受け入れる旅:男の子✖️Mの子にとって性愛はなぜ難しいか?(往復書簡)その12

          私の内に宿るMの子へ 梅雨なのに、梅雨らしくない気候が続いている気がします。 貴方はどうお過ごしでしょうか? さて、さっそく貴方の問いに答えましょう。 「社会の求める男の子になぜなろうするのか?」 貴方が出した問いはこれでしたね。 私はこれまでの書簡でも繰り返し述べてきましたが、「社会が求める像」にならないと、得たいものを得られないからです。 それは恋愛にせよ、性愛にせよ同じことです。 世の中は需要と供給で回ってます。 男の子でMの子は、需要がないのです。 もっと厳し

          自分を受け入れる旅:男の子✖️Mの子にとって性愛はなぜ難しいか?(往復書簡)その12

          自分を受け入れる旅:男の子✖️Mの子にとって性愛はなぜ難しいか?(往復書簡)その11

          自分自身の中にいる男の子へ 梅雨は憂鬱かと聞かれたら、梅雨が憂鬱というよりも、日常が憂鬱って答えるよ。 さて君の手紙を読んだよ。 まず君の提案だけど、僕としては君の提案を受け入れようと思う。 この往復書簡は、ゆっくりと哲学するためのものだから、どうしても弱い思うんだよね。 だから、他の作品を出すのは大賛成だよ。 じゃあここからは、君の問いかけに答えるね。 君は僕らの性愛の困難性を僕に求めてる。 僕が男の子の中にいるために、性愛を得ることができない。 君はそう主張してるね。

          自分を受け入れる旅:男の子✖️Mの子にとって性愛はなぜ難しいか?(往復書簡)その11

          自分を受け入れる旅:男の子✖️Mの子にとって性愛はなぜ難しいか?(往復書簡)その10

          私の内に宿るMの子へ 梅雨の季節は憂鬱ですね。 貴方はどうでしょうか? さて貴方の手紙には、今回いろいろと書かれていました。 私の方からも整理をしますね。 今回の手紙で貴方が述べていたことを箇条書きにします。 1.私(男の子)が前に出ることで恋愛市場を乗り切る 2.話が平行線をたどっている 3.この往復書簡の目的を確認(a:男の子であること、Mの子であることの受容と前に進むこと b:恋愛と性愛の困難性を明らかにすること) 4.恋愛市場に目を向けるのではなく、その

          自分を受け入れる旅:男の子✖️Mの子にとって性愛はなぜ難しいか?(往復書簡)その10

          反応がないと不安になるという気持ちがわかった。

          反応がないと不安になるという気持ちがわかった。