僕の周りには昔から優しい大人がいなかった。 両親は勿論祖父母も学校の先生も優しくなかった。 みんなそんな自分は常識人で普通の人間だと思っている事を、彼らの言葉からよく感じていた。 だから大人になりたくなかった。 こんな大人になるに違いないからなりたくなかった。 そんな両親は普通に仕事をして普通に結婚して普通に生きていって欲しいらしい。 僕が中学時代先輩にいじめられていた事も、高校時代何度も自殺しようと考えた事も、なんで僕の事なんて産んだんだと思っている事も、何度もあなたた
いつも頭の中には言葉が詰まっている。 言いたい事思った事が声に出して言えない。 それは昔から我慢してきたからなのか? いつしか自分が言いたい事思った事が分からなくなった。 自分自身がいなくなった。 いや、元からそんなものなかったのか。 辛い事も楽しい事も分からない。 僕はこんな気持ち。君はどんな気持ち? 消えたいなんて、産まれてこなきゃ良かったなんて みんな1日に1回は頭によぎるのかな。 両親の大切な人生の時間とお金を使って育ててもらったのにこんな気持ちになる私がいけない
ぼやけだ自分、はっきりと見えるあなた 人に優しいんじゃない、言いたいことが言えないだけ悲しいんじゃない、楽しいを知らないだけ 死にたいんじゃない、ちょっと後悔したいだけ あなたと分かち合いたいわけじゃない、ちょっと後悔させたいだけ 住所のない身体、居場所のない心、必要ない名前 この感情に飲まれ支配される時貴方はいない 目を瞑りたくなる時こそ 見開けないと生きてることも忘れる 泣き叫んでも誰かを傷つけても可愛いの対象でありたいな