夜の空の星を見上げていると冷たい空気の中で星を見ている私を感じれる。
いま、わたしは、ここにいる。
寒いからはやく戻ろう。
私の中で更地に戻っていたら安心する家がある。
気持ちが軽くなる。もう無理して想わなくてもいい。
ほら、みて、ないよ。
楽しかったことも沢山あったはず。
その記憶は多分今の私の楽観的な考えの中に残っているだろう。そうでなければ前へ進んで行ったり子供を欲しがって産んだり出来ていないはず。
あったにはあった。それは途中から遮断されている。その後も良い記憶もあるにはあると思う。だけど過去にこだわっていられないな、と無理や無茶をした自分が沢山活躍するので、それを思うと更地が良いという結論になる。
過去の中の良いも悪いも全て更地にして
違う土地へ新しく作る安心の地面。
私は家庭の主役であり、私の笑顔なくしては子供の幸せも難しいらしく、自分が土台である事に今更驚く。
実家の匂い、懐かしい。そんな台詞は思ったこともないか、幼い自分に与えていた解くのが難しい難解な嘘だった。そういう事にしておかなければ、割れた地面に落ちてしまう様な。(多分。今もこれからも手探りなので)
心の中で何かを探していたけれど、どうやら答えは私の中にある。新しい安らぎのイメージも私の中にある。(そしてそれは正解だから何も悩まなくていい。)青い鳥という話の様に外の世界へ冒険をした後に腹の底にいるのは、おかえり、お母さんと抱きつく小さなわたしなんだね。
去年初めて訪れたカウンセリングルームで、◯◯◯さん、あなたがあなたのお母さんだったんじゃない(!)と言葉をかけてもらった。
幼い見た目の年齢の私にお母さんをしてくれた鏡の中の私、というのだろうか。二人三脚だったのか。大人しくて落ち着いていて周りも頼りにしています。と今ではウソ!と笑われそうな言葉を家庭の外の世間からよくもらっていたわたし。
自分の安全地帯を自分で生み出して平然とした顔で過ごしていた物凄いわたし。
大人になったわたしが肩で息をして過去と今を感じ取っているところです。
星をもう一度見に外へ出てみよう。
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