もし漫画家になれたなら

あとがきのふろく漫画で、私は主役の彼女を隣に描いておしゃべりするんだ。あなたを見つけて姿を与えてそして言葉を付けたのはわたしです！あなたの1番の推しです！

三頭身になった美少女と人間臭さを置いてきたコミカルなわたしはあれやこれや（登場させたボーイフレンドたちのこと）をテレビつけた部屋で夜通しぺちゃくちゃおしゃべりする。
本当に小説を書ききれたら、みんなに姿と声をあげて、たくさん喋ってみたい。そうやって作品を作るのがよいのかもしれない。
今はまだ、登場人物への愛が足りてないかもしれない。肉付けがぼんやりしている。

たったひとりの私から友達の様に色んな性格の新しい人が生まれてくる。
ねえ、この先どう展開しようか？
あの子はあの人はどうなりたいかな？
ひとりひとりが主役になって駆け上る。掌から愛が返ってくる。