シングル
すごく疲れた時、誰かに守られたいなぁとぼやく。普通になんてことない平日の午前。取り立てて怖い目に遭ったとか、ダメージだとわかりやすいものを受けたわけじゃない。
急に辛いというのはこういうのだと、
心を守りたい。ほんの少しのこと、
ひとりで生きなくていいと思う。
わたしは子供2人と暮らすシングルマザーだ。元夫はまあまああてにはなるけど年に一度会いに来るだけだ。君が少しその笑顔を届けに子供を大きく高く抱き上げてくれる、それがわたしの気持ちに大切なものだと知る。父親にぶら下がる子供達を見て、体の力が抜けて
急に疲労が顔を出す。
力が入ってるらしい。
そこに、小さな積み重ねの疲労と1人なんだなという感想と実感、心に不安という毒を運ぶ自分勝手な人たちのニュース報道。力がもう少し足りなくなる。
ひとりで生きなくてもいいのに、まだ何か躊躇している。男欲しい、イケメンいないかなあーと冗談を言うけど、目の前に現れても困ってしまう気がする。1人だけは例外だが
ひとりで生きなくてもいいの
いまはまだひとりになっていようかな?
ひとりで生きなくていいのにな。
何を困ってがんばっているのかな、
子供のたちのことを思えばまだ恋愛とかじゃない。
元夫と戻った方がいいんじゃないか。
そういう話を聞くこともある。
私はそこまで真面目じゃなく、恋愛したっていいと思ってる。
元夫はもうこりごりだから、いい夫婦に見えると言われても‥。
ひとりでいなくてもいいのに、ひとりで‥
そう何度も私に言い聞かせて‥
ひとりを卒業できる日が来たら嬉しいなって思ってる。
わたしよ、ひとりに慣れないで
なんとなくの不安が薄くなる日を待ってるよ