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年末年始と思い出とお餅
年末年始。実はそんなに好きじゃない。
子供の頃。
お雑煮が苦手だった。(食べる事自体が好きじゃなかった。)
お年玉は嬉しいけど、下っ端の私は貰う金額が少なくて、いつも悲しかった。
母親はいつでも不機嫌だっし、寒いのにストーブは居間にしか無いから、一緒の部屋に居るのも苦痛だった。
社会に出る時には今の旦那とお付き合いしていたから、そちらの実家にお邪魔する事になった。
とにかくイベントを大事にする家。
クリスマス兼、義妹の誕生日会。
年末はお餅つき。
忘年会が31日。
それから、年が変わると同時に山盛りの年越しそば。
(忘年会の時点でお腹一杯…。)
そこから少し寝て、1日の朝からお雑煮。
3日までお雑煮で、しかも1日1個お餅が増えていく。
(何かの慣習らしいが、1個だけでお腹一杯…。)
そして、遠方から来る義叔母に義従兄弟。
新年会が始まる。
結婚してからは、一緒作る側に回った。
毎年の様に繰り広げられる、義父母の喧嘩。どうにも効率が悪くて、口を出したくなる。
最初は、こんなにちゃんとしていて素敵!って思っていたけれど、適当に生きてきた人間にとっては年々苦痛になっていった。
義実家と色々あって縁を切り、自由を手にした私達。
旦那も子供も、面倒だったらしい。
特に年末年始らしい事はしなくなった。
年末はおのおの好きな事をする時間。
私は除夜の鐘を待たずに寝る。
お雑煮は一応作る事にしたけれど、お餅は買ってきたもの。
娘はお餅嫌い。スープだけ飲む。
息子は食べたいだけ、好きな量を食べる。
旦那はダラダラ。
そんなんでも、年を越せることを知った。
私の父が参戦して、31日の夕飯に蕎麦を一緒に食べることもあった。
特別感が私にとっては無いのが年末年始。
カレンダーが新しくなるだけの事。
テレビの世界だけが、何やら面白くないし、騒がしくなる。
何も無かったら、多分パートで31日まで働いていた事でしょう。
ただ、今年は…。
かなり緩い年末を過ごしています。
思いはただ1つ。
【穏やかな1年になりますように。】
自分の事だけじゃなく、世の中も含めて、平和であって欲しい。
そう思わずにはいられない。じゃぁ、それはそれで特別な日かもしれない。