柔軟剤が増え続ける現象
柔軟剤の世界は、今やレノアとハミングとソフランが幅を利かせているらしい。
レノアに関しては、棚が1つ埋まる位の種類がある。
なぜ柔軟剤なのか?
それは、思春期女子のような息子の発言から始まった。
「父の洗濯物と一緒に洗わないで!」
2年位前にそんな事を言い出し、娘と笑っていたのだ。
私はそんなのお構い無しに、一緒に洗っていたのだが、どこかで知恵を付けてきた。
「ちょっと良い柔軟剤を使わないかい?」
そう言ってきたのは最近の出来事。
私はホームセンターの安い洗剤と柔軟剤を使っている。
安いながらも、ほのかに香はすると思っている。
どうやら、話を聞いていると、一人暮らしの友達が高い柔軟剤を使っているのを見たらしく、憧れたようだ。
数年前から部屋にはアロマの芳香剤も置いている。
香水も買っていたりするのだ。
要は、匂いを気にするお年頃。
でも、香水つけたりするのは面倒だから、洋服がいい匂いであれば全て解決するという事なのだろうか…。
ドラッグストアやホームセンターで匂いの見本を香って、あれやこれと買っているうちに増えていく。
極めつけは、息子がこだわっていたファーファだ。
なかなか売ってる所が無くて、昨日ドラッグストアでたまたま見つけたのだが、詰め替え用しか売っていなかった。
なぜファーファなのかは分からないが、一応買って帰ったら、かなり喜んでいた。
昨日の夜、洗濯物を干していると、わざわざ匂いの確認に来た位だ。
香害という言葉がある位だから、私は柔軟剤や香りを付けるビーズみたいな物は減少してるのだと思っていた。
しかし、実際はジェルボールや柔軟剤入洗剤(ボールドが代表かな?)も含めて、次から次へと、色々な香りの物が出ていて、選ぶのも大変な状況になっていた。
でも、洗濯をして干す側からすると、干す時に良い匂いだと、ちょっと落ち着くって思った。
悲しいなって思っていた時に、ふと入ったお店でオレンジの香が漂っていた場所があった。
何だか落ち着くと思って、肩の力が抜けたのだ。
その時に柑橘系の芳香剤を買って、家の中に置いておいた。
それだけの事だけど、何だか心が軽くなった。
香りの力はちゃんとあるのだと知った。
だから、息子が柔軟剤を欲しいと言って買ってあげて増えているけれど、実は私も楽しませて貰っている。
置き場には困るけど…。というのは、一旦考えない事にする。