「ふれあいの先に見えたもの~子どもが高齢者の心を動かした!~」宮脇真美、谷尾美貴恵、山名紀子『鳥取県社協HP』より
幼老複合施設における、子どもと高齢者のふれあい交流の実践報告。具体的な交流内容とその効果について分かりやすくまとめてあり、現場での取り組みの参考になる。
<引用>
・アンケート調査より。保育士と介護士はともに、交流自体は肯定的にとらえているが、目指す「交流の形」がうまく共有できていないことが分かった。⇒「自然なふれあいを目指す」ことを確認
・具体的な取り組み⇒おやつの共食、おやつ後のお楽しみ(ジェンガ・トランプ・将棋など)/お昼寝トントン(高齢者による未満児の寝かしつけ)/郵便ごっこ遊び(感染症流行時)
<つぶやき>
保育園児が近隣の高齢者施設に訪問し、歌や劇を披露する。こういった取り組みは広く行われているが、コロナ禍で中断している地域も多いであろう。感染症対策、生活リズムの違いなど、高齢者と子どもとの交流には気を遣うことが多く、望ましいことは理解していても、実践に踏み切ることは難しいのが現状である。それでもなお、異年齢交流はやはり、楽しいし、メリットが多い!ということを教えてくれる。そんなとても暖かい実践報告だと感じた。