専門学校の授業開始(情報工学)4月12日(金)/授業の時間割
本日から授業が始まりました。時間割や使用する教科書はオリエンテーションの時に配られていたのですが、まだ触れていませんでしたのでここで書きます。なにかの参考にしてください。まず1時限50分で休憩10分となっており、6限の日と7限の日があります。曜日、何限目か、教科書の順で書いていきます。
月曜日
HTML基礎 1~3時限 スラスラわかるHTML&CSSの基本第3版
Java基礎 4~6時限 スッキリわかるJava入門第4版
IT法規 7時限 知的財産権管理技能検定3級公式テキスト 改定14版
火曜日
情報リテラシー実習 1~3時限 情報利活用 文書作成Word2021対応
情報利活用 表計算Excel2021対応
情報利活用 プレゼンテーションPowerPoint2021対応
国家試験対策 4~6時限 コンピュータ概論 / システム開発技術 /
マネジメントと情報化 / アルゴリズムとデータ構造
キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024
水曜日
ビジネストレーニング 2~3時限 2024年度版 ビジネス能力検定ジョブパ
ス3級公式テキスト
入門マルチメディア
ネットワーク概論 4~6時限 インターネット検定 .comMaster ADVANCE 公式テキスト第4版
キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024
木曜日
Linux実習 1~3時限
国家試験対策 4~6時限 コンピュータ概論 / システム開発技術 /
マネジメントと情報化 / アルゴリズムとデータ構造
キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024
情報数学 7時限 教科書なし
金曜日
C言語基礎 1~3時限 やさしいC第5版
webDBシステム開発 4~6時限 スッキリわかるSQL入門第3版
おおよそこんな感じです。授業のほうを書いていきます。
最初に先生が自己紹介をし、わたしたち生徒も簡単に自己紹介しました。
詳しいことは省き、自己紹介の中で勧められたことをいくつか書きます。
まず、たくさん本を読んで自分のやりたいことなどを明確にできるようにすること。これからはプログラミングなどでどう作るかよりも何を作るかが大切になると思う。Youtubeなどで情報を集めるのもいいでしょう。落合陽一さんや堀江貴文さんの動画。オリラジ中田のyoutube大学。人生を支える学校(本の要約)。ハッピー研究所(スピリチュアル系)など。
前日のパソコンのセットアップは最後のVisualStudioのインストールがまだでしたので、そのインストールから始めました。インストールには数十分かかりました。インストールし終えてから起動させるときにアカウントに関してトラブルが起きます。前日に作った学校用のGoogleアカウントでサインインしようとしてもセッションが切れていて、再認証が必要になり、そのために電話番号にSMSで認証番号を送信しようとすると、その番号は使えないと言われてしまうトラブルです。認証を飛ばしてもVisualStudio自体は使うことができたので授業は進みます。
授業は教科書に沿って進みました。プログラミング言語に関する説明などを読み上げて解説していきます。
/*ここはコメントです*/
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("ようこそC言語へ!\n");
return 0;
}
という「ようこそC言語へ!」を表示する簡単なコードを書きました。<stdio.h>は道具箱のようなものでコードの最初に宣言しておくものと説明を受けました。returnは今後詳しく説明するものの、今はとりあえず書いておくものということです。書かなくても上のコードはコンパイルエラーにはならないようです。実際に消して実行ボタンを押したらできました。あとはコメントの書き方を教えてもらいました。/* */で囲んだところは改行を挟んでもコメントになります。//ではその行だけをコメントにすることができます。上のコードでreturnを読み込ませないようにコメントにしても実行には影響でないということですね。コードの一部をコメントにするのはコメントアウトと呼ばれる手法です。
お昼は教室でお弁当を食べる人が多かったです。わたしはラウンジみたいなところで菓子パンをさっと食べて教室に戻りました。
午後の4時限目からはSQLの授業でした。ここでもGoogleアカウントのことでトラブルが発生。https://dokoql.jp/というSQLの練習ができるサイトを利用するのにメールアドレスが必要になり、学校用に作ったGoogleのアカウントが使えないのが問題だった。個人でつくってあるアドレスを転用することで授業を進めることになる。
けっこうペースが速かったので、先生からの話しをまとめ授業で触れたことなどを書きます。
データベースとは、データ分析や管理を目的としてさまざまな情報を収集・蓄積したものですが、その実体はファイルです。これはデータベース管理システムまたはDBMSと呼ばれるソフトウェアによって管理され、わたしたちはこれにSQL文を送信してデータを操作することができます。また、表形式でデータを管理するデータベースを特にリレーショナルデータベースまたはRDBといいます。
リレーショナルデータベースはいろんな会社からソフトウェア製品として発売されていますが、それらの文法はほとんど同じであり、10年20年と変わらないものなので、この授業を通してしっかり身につけてほしいそうです。表をデータベースの世界ではテーブルと呼び、テーブルの行をレコード、列をフィールドといいます。
教科書を読み上げながら説明したあと、さっそくSQL文を書きました。教科書ではSQL文は大文字で書かれていますが、別に小文字で書いてもいいそうです。ただスペースに関しては半角でなければならずエラーの原因になりやすいから気を付けてとのことでした。
select 出金額
from 家計簿
このselect文はデータを検索するものです。家計簿テーブルから出金額のフィールドを抜き出して表示します。フィールドをすべて書き出すと練習の例ではselect 日付, 費目, メモ, 入金額, 出金額となります。
selectとfromの右側を揃えて書いていますが、これは読みやすくするためです。SQL文自体は同じ行に一行に書いても実行できますが、複数の行に分けると見やすいでしょう。他人が見てわかりやすいコードを書けるようになると喜ばれるようです。
実際の仕事の中では何十もの列があり書き出すのは困難です。それでselect *とアスタリスクを使うことですべての列を取得できます。さらに条件を付けて出金額が3000よりも大きい行だけを取得してみます。
select 日付, 費目, 出金額
from 家計簿
where 出金額 > 3000
というSQL文にしました。これは大なり記号です。>の左側が右側よりも大きいことを示します。3000以上というときは、>=というように大なりイコールと書きます。また小なりは < 3000でこれは3000未満を意味します。3000以下としたいときは <= というように小なりイコールとします。また3000には3,000などとカンマをいれたりはしません。エラーの原因になります。
次にデータの追加、更新、削除を説明します。
追加にはinsert into テーブル名で追加先のテーブルを指定し、そしてvalueで値を指定します。
insert into 家計簿
value ('2024-02-25', '居住費', '3月の家賃', 0, 85000)
というように書きます。家計簿テーブルに日付2024-02-25、費目に居住費、メモに3月の家賃、入金額に0、出金額に85000が追加されます。
次はデータの更新です。
update 家計簿
set 出金額 = 90000
where 日付 = '2024-02-25'
このように書きます。update1でテーブルを指定して、出金額のデータを90000で上書きします。そしてどこの出金額化をwhereで日付が2024-02-25のところだと指定するのです。
次はデータの削除です。
delete from 家計簿
where 日付 = '2024-02-25'
delete fromで家計簿テーブルを指定して、これだけだと家計簿テーブルのデータをすべて消してしまうので、whereで指定した日付に合致するデータのみを選択します。教科書の練習問題もやってみましょう。
1.入金額が50000円に等しい行を検索してすべての列を表示する。
select * from 家計簿 where 入金額 = 50000
2.出金額が4000を超える行をすべて削除する。
delete from 家計簿
where 出金額 > 4000
3.2024年2月3日のメモを「カフェラテ購入」に変更する。
update 家計簿
set メモ = 'カフェラテを購入'
where 日付 = '2024-02-03'
それから飛んで教科書の302ページテーブルの作成を学びました。
create table 家計簿 (
日付 DATE,
費目ID INTEGER,
メモ VARCHAR(100),
入金額 INTEGER,
出金額 INTEGER
)
このようにcreate table テーブル名で作成します。括弧の中にフィールド名とそのデータ型を指定します。最後の項目、出金額のINTEGERの後にはカンマを付けません。DATEは日付用の型、INTEGERは整数の値、そしてVARCHARは可変長の文字用の型です。横の(100)は100文字までと指定するものです。この指定を忘れると最大の文字数が設定されて容量を食ってしまうため注意が必要です。ちなみにCHAR型は固定長でVARCHARとの違いは、CHAR(10)だと7文字のデータに対して空白を3つ入れて10文字分にして、VARCHAR(10)だと7文字のデータに対して空白を入れず7文字のデータとして扱います。
NULL値の説明もありました。教科書を読めばわかることですがinsert文でテーブルに行を追加するときに一部の列の値が指定されない場合がある。その時に指定されなかった項目はNULLになります。データベースを扱う会社によってはこのNULLをすごく嫌がるそうです。それでデフォルトで値が設定されると便利です。デフォルトの設定の仕方は以下のようになります。
create table 家計簿 (
日付 DATE,
費目ID INTEGER,
メモ VARCHAR(100) DEFAULT '不明',
入金額 INTEGER DEFAULT 0,
出金額 INTEGER DEFAULT 0
)
このようにDEFAULT 設定する値で指定します。
C言語の授業でもありましたが、この授業でもコメントの書き方に触れました。--(ハイフン2つ)でそのハイフンから行末までがコメントになります。/*から*/までは改行を挟んでもコメントになります。コメントはとても大事で、プログラムの名前と誰が書いたかも書きます。場合によっては会社名を書きます。そうすることでなにかあったときに書いた会社に問い合わせることができるからです。修正したときもどこをどう修正したかを書いておくといいです。例えば税率が変わって修正したとか法律の変更で影響があった場合や契約が変更されて修正が必要になったなどがあるようです。
最後にAS句について触れておきます。select文で列名やテーブル名の指定で記述の後ろにASとキーワードを付けて、別名を定義できます。先生の話しでは、あまり見せたくないものを名前を変えてみせるようにするなどで使うようです。
select 費目 AS ITEM, 入金額 AS RECEIVE, 出金額 AS PAY
from 家計簿 AS MONEYBOOK
where 費目 = '給料'
のように書きます。それから章末の問題をいくつか解いて授業は終わりました。