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イニシエーション(短歌4首)

バチバチのオーバーショート トートロジーがヘイローになる アルミの棒 両端が繋がって天使の輪になる 僕の頭上に浮いている 白金の棒 両端が繋がって天使の輪になる きみの頭上に浮いている ◎ 「死にたい」ほど生きたい 踏み切れば一瞬で裏返る世界

    • 暴力

      暴力とは他人の神秘を侵すことである。 だから私が誰かに影響することは常に暴力である。 しかしそれは原罪ではない。 私はあなたを殴打する。

      • ChatGPTについて

        この記事は本来必要なリサーチをほとんど行っていない、ただの感想文である。とにかく書き付けておきたかったので書く。 ChatGPTのインパクトは大きい。しかし一見シンギュラリティを迎えたようにみえるがそうではないと思う。AIの教師データは非常に慎重で、学問的裏付けや、信ぴょう性は確保されているように見える。その教師データの吟味は学者が行っているであろうから、AIを統制するのは人間、という構図は逆転していないし、多分これからもそうなのではないかと思う(そうであってほしいという希

        • 【Save me!】弱さを認める

          世間には、自分の弱さを認められない人がいる。また、そんなことを考えるようであるから、多分に漏れず私もそのうちのひとりである。 自分の弱さを認められない人は、自意識過剰で、人目を避け、良い人を演じ、虚栄を張り、とにかく自分の弱さが周囲にばれないようにいつもビクビクしている。 今回考えていきたいのは、1.なぜ自分の弱さを認められないのか、2.どうすれば自分の弱さを認められるようになるのか、である。 1.なぜ自分の弱さを認められないのか それは、自分の弱さを認めることは、弱

          「自信がない」の見落とし

          主張:「自信がない」とは、一見自己認知の問題でありながら、実際は他者認知の問題でもある。 多くの「自信がない」ことを扱ったネット記事は、それを否定的な自己認知の問題としかとらえていない。それゆえ提示される解決策も、自己認知を否定から肯定へ変えるアプローチがほとんどである。(ex.リフレーミング、自分を褒める) しかし実際のところ、否定的な自己認知というのは、純粋に自分が自分を否定するのではなく、自分の中に内面化した他者が自分を否定するのである。 たとえば次の言明は自己不

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          大学英語入門を休んだ話

          自分の弱さについて、今日は情けなさを通り越して可笑しさを感じてしまった。 今日は大学英語入門を休んだ。大学英語入門は、4人グループで5分ほどの英語劇をやる授業である。台本も自作する。 午前中は敷いてあった寝袋で微睡んで、起きたのが12時半。これから昼ご飯を食べるとすると、13時10分の開講時刻に間に合うにはゆとりがなかった。 少し遅れていこうと思った。そこにはふたつの下心があって、ひとつはゆっくり準備したいという下心、もうひとつは、台本作成の責任を他のメンバーに押し付け

          大学英語入門を休んだ話