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NOAH SUNNY VOYAGE 2025 (2.2東京たま未来メッセ)が結構面白かった話。
こんにちは。
ヴァン・ダム推進委員会のキュアナイルです。
NOAHの2.2 東京たま未来メッセ大会を観戦してきて、いろいろ思った事があったので簡単に感想を。
Sunday Morning War!#precure #アベマでWWE
— メ・ナイル・ギ (@maskedridernile) February 1, 2025
#ロイヤルランブル2025#RoyalRumble pic.twitter.com/XoDv1i7gLN
この日は朝8時からWWEのPLEの中でも特に重要なロイヤルランブルの開催。8時半からは「キミとアイドルプリキュア♪」が初回放送。10時からは「ひみつのアイプリ」が物語を動かしてくるなど朝から忙しく、私自身も夜勤明けで2時間ほどしか寝ておりませんが、とりあえずロイヤルランブルでジェイ・ウーソが優勝したのを見届けてから八王子に向かうことに。
この日のNOAHは試合前と試合後にTEAM2000Xのメンバーを除く全選手のサイン会が行われるという珍しい催しがありましたが、ロイヤルランブルを最後まで観てたら、会場に着いた頃には試合前のサイン会のチケットは配り終わっておりました。
清宮とガレノのには行きたかったな……。
清宮とガレノ、拳王とアレハンドロとカイ・フジムラ といった感じでオールレベリオンが2つに分かれてサイン会&撮影会やってたのですが、凄い行列。
子供から大人まで幅広く人気なんだなと思いました。
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因みに入場者特典はウェットティッシュとラーテルズパッケージのホッカイロ。
ザ・リーヴさん何時もありがとうございます!
15時になったのでゴングがなります。
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第一試合
征矢学vs.オオワダサン
OZAWAに画数が悪いと占われ改名した大和田侑改めオオワダサン。
ヒールターンしてからは真っ向から組もうとはせず、スカしたりおちゃらけたりする試合をするようになりましたね。
デビュー2年目の若手がこういう小細工を弄する試合をしてしまうのは、将来的にどうなんだろうとは思いつつも、ヒールワーク自体は様になっているなと。
征矢もコミカルに振る舞いながらも根っこの部分はブレずに力勝ち。
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第2試合
3WAY マッチ
タダスケvs.近藤修司vs.ブラックめんそーれ
LIMIT BREAKではレギュラーになっているブラックめんそーれですが、何となくNOAHに定着している印象。見た目と振る舞いで子供人気が凄い。
タダスケはコミカルにもシリアスにも振る舞えますが今日は完全にコミカル寄り。
近藤修司はちょっとやりづらそうだった。
なんというか、東京女子のアンダーで組まれた辰巳リカの3WAYマッチにかなり近い作りだと思いました(褒めてる)。
共闘と裏切りと漁夫の利的勝利のお約束の展開ながら、ちゃんとツボは抑えている感じ。
でもって、今回は近藤修司という真の強者が混じる事で、抑えるべきツボの強度が激しめなのが良かったのかなと。
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第3試合
タッグマッチ
杉浦貴 藤田和之 vs.マサ北宮 モハメド ヨネ
LIMIT BREAKで組まれそうなハードヒットな試合。
試合自体はハードだけれども、レフェリーに文句を言ったり揉めるシーンが多かった気がする。
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第1,2試合もそうなのですけど、結構選手がしゃべるシーンが今日は多いと思いました。そして観客の笑いを引き出していたなと。
昨年あたりの全日本も同じものを感じたのですけど、観客との選手との距離感を近づけようとしているのかなと思いました。
全日本は場外乱闘を多用して物理的に選手との距離感を縮めていたけれど、今日のNOAHはそれを言葉でやっていたのかなと(お客さんと直接対話するわけではない。)。
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あと、杉浦がやられているときの「うぅん……」という切ない声を聴くとキュンとします(なんで?)。
ここで10分ほどの休憩。
NOAHは昨年中ごろから途中休憩を取るようになったのでトイレが近くても安心!
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第4試合
6人タッグマッチ
清宮海斗 拳王 カイ・フジムラ vs.丸藤正道 谷口周平 ゾザヤ
清宮の入場曲と共にオールレベリオン登場で、休憩明けで少し気が抜けていたファンの背筋が伸びたのを感じた。
1.1で初登場したゾザヤは、初登場時のランブル戦では良さがイマイチわからなかったけど、結構グラウンドで関節狙ったり色々出来る片りんがみえました。
(ゾザヤって呼んでるけどスペイン人でZOZAYAだったらソサヤって発音するべきじゃないのかなぁ。でもワグナーも Wagner をヴァグネルって本人が発音してたけど、ワグナーで定着してたし。)
清宮と拳王とあとゾザヤへの子供からの声援が凄く多い。小学生じゃないと出せない音域の声援。
清宮と拳王は子供にも人気だったけど、そもそもNOAHの会場に来る観客の子供の絶対数ってそんなに多くなかったと思うのですが、明らかに増えている。
(たしか)去年から始めた小中学生無料で観れる施策はちゃんと成果として表れていると思いました。
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毎度のことだけど、丸藤のチョップの爆裂音からの会場のどよめきが好き。
清宮のシャイニングと拳王のF.P.Sの必殺技のオンパレードでARが勝利。
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試合後拳王が2.11後楽園ホール大会でKENTAと組むので清宮と闘ってほしいと話を持ちだす。
清宮が「最近KENTA KENTAって!!前は海斗さ~ん!!って言ってたじゃないですか!!」といった具合にまさかのKENTAに嫉妬。
大会終了後の発表で2.11は拳王 KENTA vs.清宮 谷口が組まれるとアナウンス。
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第5試合
8人タッグマッチ
HAYATA YO-HEY Eita 小田嶋大樹 vs.小峠篤司 大原はじめ AMAKUSA 宮脇純太
今度開催される「NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025」の前哨戦カード。
とにかく目立ったのがデビュー1年目の小田嶋。
デビュー戦を現地で観てから常に気になる存在の選手なのですが、試合数を重ねる度に出来ることが増えていて観ていてとても楽しいです。
新人らしい気合を全面に出した佇まいから、身体能力の高さを随所に感じさせられ、地の強さを感じられるのがとても良いです。
あと、応援したくなる、みんなに愛される表情をしていると思うのです(天性のものだけれども、結構重要なポイントだと思う)。
タッグリーグの予告編として申し分なく、ゲスト枠が加わってどうなるのか非常に楽しみです。
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📢2.2八王子バックステージ
— プロレスリング・ノア |PRO WRESTLING NOAH (@noah_ghc) February 2, 2025
小峠篤司「全員敵やからな。ジュニアタッグリーグに向けて感触をつかんだ、俺らキャリアが武器。あとはホンマに結果、優勝」
大原はじめ「やり足りないね。開幕まで新宿大会とかあるわけだからもっと俺たち、キラッキラなタッグ目指して頑張っていくんで」#noah_ghc pic.twitter.com/TTQxkNnnhx
あと、写真撮りそびれたけれど、退場する大原が客席の小さい女の子と写真を撮ってたのだけれども、手のポーズが本日から放送開始の「キミとアイドルプリキュア♪」のキュアアイドルのファンサポーズだった。
近頃の大原のプリキュアのセリフの引用な何なんだろう……。
(因みにプロレスとプリキュアの関係性を説いた記事を以前書いているので良ければ読んでください)
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第6試合(メインイベント)
タッグマッチ
OZAWA 遠藤哲哉 vs.ガレノ アレハンドロ
TEAM2000X とオールレベリオンの抗争。
セコンドにはオオワダサンとヨシタツ、拳王 清宮 フジムラも加わりよりユニット抗争の色が出ていた。
オモスが帰国しジャック・モリスとダガも本日は不在ながらもヨシタツが登場したことで会場が大ブーイング。
OZAWAの戴冠劇が衝撃的で、このままダークヒーローとして反体制ユニットになってしまわないか心配だったけれど、ヨシタツが積極的にヘイトを集めることで悪役として成り立っているので凄い。ヨシタツが居なかったらちょっとユニットの方向性や立ち位置が歪になっていたはずなので、ヨシタツの仕事ぶりはもっと評価されてもいいと思う。
なのでブーイングします!
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やはりみんなが気になるのはOZAWA。
その一挙手一投足に「いったい何をみせてくれるんだ?」という期待感の視線が集中していました。
🖕🏻🖕🏻 pic.twitter.com/OaeuUKAaKH
— ひちゃん。 (@Hi6ka0) February 2, 2025
コーナーのガレノを挑発した後、コーナーパッドを踏み台にバク宙して、後ろのアレハンドロに飛び乗るという凄い動きをするのですが、初見では予想外の動きすぎてまったくシャッターを切れませんでした。
ちょっと衝撃。
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ガレノの「アゴワグ」を真似したりとやりたい放題のOZAWAの横の遠藤はしっかり締めるところは締めつつも、非常に美しい飛び技で魅了。
このチーム完璧なんじゃないか?
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ガレノは兄イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.からデカくて強いメキシコ人枠を継承されて、しっかりその役割をこなしているなと。
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アレハンドロのマスクを剥ごうとして止められるが、最後はビッグベンエッジを決めてOZAWAが勝利。
試合後にはガレノのマスクを剥がすという蛮行にでます。
(ガレノの顔を隠すためにすぐにパーカーを瞬時に脱いで被せたカイ・フジムラが偉かった。)
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ガレノのマスクを被りアゴワグをするOZAWA。
最後はTEAM2000Xが締めるというバッドエンドでしたが、観客はみな満足気。なかなか出来ることじゃないと思う。
と、ここで試合は終了。
引き続きサイン会が開催されていましたが、今回はスルー。
帰路につきます。
OZAWAの戴冠以降勢いが止まらないNOAH。
今日にいたってはタイトルマッチが一つもない興行でしたが満足度は非常に高く、期待以上のモノが観れました!
昨年までとは何かが違う。凄く飛躍しそうな予感がするのは何故でしょう?
会場で感じたのは、前述しましたが客層が変わりつつある点です。明らかに子供の観客が増えている。
継続して小中学生を無料で入れているのは確実に形になっているし、こういうサイン会ありだと、チケット代の代わりにグッズ買ってる方も多いように感じました。
(逆にこの前行った1.19のLIMIT BREAKはそれほど客層の変化を感じなかったので、観客の棲み分けがいい感じになっている気もします。)
それと、試合も明確にコメディマッチを挟むようになったなと思いました。
これには賛否(特にオールドファン)にはあると思うのですが、ただ会場の雰囲気はそういった試合も受け入れているし、実際に歓声もあがっているので正解なんだと思います。
興行に緩急がついたことで、全体的なバランスが取れていると言いますか。
「闘いのあるプロレス」が観れて、本体の興行と若干客層が異なるLIMIT BREAKでもブラックめんそーれとザ・リーヴマスクの試合が必ず組まれていることからも、そういった試合は必要なのかなと。
TEAM2000Xとオールレベリオンの抗争が始まったのも大きいと思います。
団体の顔としてNOAHを引っ張ってきた清宮と拳王ですが、明確な強敵が出現してわかりやすくなりました。
名作映画には魅力的な悪役が不可欠なように、バットマンに対するジョーカーであったり、ルーク・スカイウォーカーに対してはダース・ヴェイダーが必要です。
長い間清宮のライバルというのが何となく不在で、基本的に一回り上の世代との闘いを強いられていたので、ここにきて同世代のOZAWAがそこにピッタリとハマったのが大きいなと。(早くそこに稲村が加わって欲しい!)
1.1の武道館でブーイングが飛んでいた清宮ですが、いざ翌日になるとちゃんと声援が戻っていましたし、絶対的なエースとしての地位は不動です。
(あの日は新しいものを求める欲求と悪ノリが異様な形で昇華した結果があのOZAWAコールだったのだと思う。)
そしてOZAWAについてはもう敢えてここでは細かく書きませんが注目の的ですし、DDTからやってきた遠藤哲哉も魅力的なヒールです。
大巨人オモスは帰国してしまいましたが、魅力的な悪のユニットというのは変わりなく、ヨシタツがヘイトを集めることでダークヒーロー的ポジションになってないのが素晴らしいと思います。
(そう考えるとGLGはちょっとどっちつかずだったのなと。好きだったけど。)
あと、ちょっと気になるのはOZAWAの暴露キャラが話題になったからなのか、X上で抗争が起こっている点です。
面倒なのでリンク張ったりはしませんが、選手同士が引用RPでお互いを
貶したりおちょくったりするのを最近よく見かけます。
そういう時代だからと割り切るべきだとは思うのですが、ただ、SNSだけで抗争の起点が完結してしまうとSNS追っていないと感情移入できないのがあまり好きではありません。
以前スターダムで夏すみれ選手が自身のバーを大江戸隊に荒らされることから抗争が勃発することがあったのですが、このやりとりはTwitterだけで行われていたと記憶しています。
で、それに決着を付ける試合にも煽りVTRも容易されていないものだから、試合後の夏すみれのマイク含めて会場がノリきれずに変な空気になったことがありました。
SNSを利用した展開は今や必要不可欠ですが、それありきになってしまうのはちょっと違うかなと思ったり。
それと、SNS展開の話ついでですが、私はNOAHの公式Xアカウントをフォローしていません。
何故ならファンの感想文や撮った写真までRPするから!
ファンのポジティブな意見を広めたい気持ちは重々承知しているのですが、如何せん大量にRPされるとそれでTLが埋め尽くられるし、何より公式から発せられる必要な情報がみつからないのが困ります。
RPを表示しない設定にしたところで、別の問題があります。
例えば今日の対戦カードや会場時間を公式アカウントから調べようとしたとき、そのアカウントを覗きに行って過去のポストを遡るわけなのですが、ファンの感想文や選手のSNSバトルばかりRPされると必要な情報になかなかたどり着けないのです。
(そういう点でいうと東京女子プロレスのXアカウントの運営は絶妙なのでその感じに統一して欲しい。)
と、最後はちょっと文句を言ってしまいましたが、今年のNOAHは去年までとは違った魅力を手に入れ、目が離せない存在となっております。
今度は2.11(火曜祝日)に後楽園ホールでビッグマッチがあるので、気になっている方は一回訪れてみるのはいかかでしょうか?
(私はその日同時間帯に東京女子プロレスを観に行きます!だってチケット先に買っちゃったんだもん)