第96回アカデミー賞ノミネート予想第4弾!
第96回アカデミー賞ノミネート予想第4弾
1月23日に迫った第96回アカデミー賞ノミネート発表を前にノミネート予想をしていきます。
第4弾は、主演男優賞、脚色賞、脚本賞、編集賞です。
主演男優賞
・ブラッドリー・クーパー/マエストロ:その音楽と愛と
・コールマン・ドミンゴ/ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男
・ポール・ジアマッティ/ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
・キリアン・マーフィー/オッペンハイマー
・ジェフリー・ライト/アメリカン・フィクション
【ひとこと】受賞本命争いをしているジアマッティとマーフィーはノミネート確実だろう。
クーパーもオスカー好みの実在の人物を演じていて、おそらく候補までは大丈夫。
また作品の勢いを借りてベテランのライトが初候補を狙う。
一方で、作品自体に勢いはないが、演技への高評価とここ数年の活躍を加味したドミンゴがギリギリ滑り込むと予想する。
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のディカプリオはキャリアベスト級の情けない演技をみせたが、もうすでにオスカー受賞の身とあって敬遠されるかもしれない。忘れてはいけない「異人たち」のスコットにもチャンスを。
脚色賞
・アメリカン・フィクション
・バービー
・キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
・オッペンハイマー
・哀れなるものたち
【ひとこと】「バービー」が脚本部門からカテゴリーチェンジしたことで、混沌としている脚色賞。「バービー」が引っ越してきたことで、最後の枠を狙っていた「関心領域」や「神さま聞いてる?これが私の生きる道?!」「異人たち」あたりのノミネートチャンスが限りなくゼロになってしまった。
脚本賞
・落下の解剖学
・ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
・マエストロ:その音楽と愛と
・MAY DECEMBER
・パスト ライブス/再会
【ひとこと】同部門本命視されていた「バービー」が脚色賞に移動したことで、一枠空きが出た脚本賞。「マエストロ:その音楽と愛と」がくるか、「Saltburn」がくるか。個人的にはニコラス・ケイジのためのニコラス・ケイジ映画「DREAM SCENARIO」やフィンランド発の「枯れ葉」といった粋な選出を期待してます。
編集賞
・落下の解剖学
・バービー
・キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
・オッペンハイマー
・哀れなるものたち
【ひとこと】作品賞を占ううえで重要な編集賞。作品賞で爪痕を残しそうな「アメリカン・フィクション」や「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」「関心領域」もノミネートを狙っている。
待望のノミネート発表は日本時間1月23日の夜。