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反抗的な思春期ボーイの青春の光と影~ドミニク・セッサ~
ACTORS PROFILE Vol. 31
ドミニク・セッサ
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
2002年アメリカ生まれ。反抗的な思春期ボーイの青春の光と影。
問題児アンガスはこの冬休み、家には帰らず全寮制の学校に残ることになる。にっくき先生と優しい食堂長と交流を深める内に、彼は自らが抱える問題と向き合うこととなる。
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▲ドミニク・セッサはシンデレラボーイだ。なぜならこれが初めての映画出演で、しかも監督はアレクサンダー・ペイン、共演にポール・ジアマッティとハズしようのない布陣ということ。それに加えて、アンガス役だけが、オーディションをかけてもなかなか決まらず、最終的に撮影場所となっていた学校で演技を学んでいる生徒の中でオーディションをかけたところ、まだ学生のセッサに白羽の矢が立ったというのだ。シンデレラボーイそのもの。
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▲アンガスは学校の問題児で、何やら心のうちに抱えていることがある。十代の単純なようで、複雑な苦悩を皮肉っぽい態度の中から滲ませる。セッサの若者特有の反抗的な目や表情がリアルを地でいっているようで良い。ジアマッティやランドルフとの掛け合いに思わず見入る。
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▲いきなりの大役だったが、セッサは見事に作品の核となることに成功する。反抗的な思春期ボーイに目が離せない。
※ちなみに彼がオスカー候補に選ばれたら、21世紀生まれの俳優としてはクヮヴェンジャネ・ウォレス以来、二人目のノミニーとなる。