第96回アカデミー賞ノミネート紹介第2弾！

第96回アカデミー賞ノミネート紹介第2弾

第96回アカデミー賞のノミネートを紹介します。第2弾は助演女優賞、作曲賞、歌曲賞、長編アニメーション賞、短編アニメーション賞です。

助演女優賞

・エミリー・ブラント
「オッペンハイマー」
ドラマ、コメディ、アクションなんでもこい。ブラントがいれば作品の輝きは一層、増していく。今作では原爆の父ことオッペンハイマーの妻キティを鋭く、激しく演じた。その気迫にオッペンハイマーもろとも圧倒されてしまう。待望の初ノミネートおめでとう。

・ダニエル・ブルックス
「カラーパープル」
いざ舞台から映画の世界へ。周囲の人間や環境に揉まれながらも力強く脈を打つ自立心。ソフィアの止めることのできないパワーは同時代を生き抜く女性たちの支えとなる。喜怒哀楽を包み込んだ圧巻の歌唱に心震わせる。

・アメリカ・フェレーラ
「バービー」
等身大の美しさ。フェレーラの揺るぎない基礎にあるキーワードだ。憂うつを抱えるグロリアはバービーと出会うことで、心の内に秘めた熱い思いを明らかにする。そこに現代社会を生きる女性の苦しみ、また喜びを滲ませる。

・ジョディ・フォスター
「ナイアド　～その決意は海を越える～」
「コンタクト」や「パニック・ルーム」「インサイド・マン」と出演作がなかった訳ではないのに、オスカーからは遠のいていたレジェンドが29年ぶりの候補入り。主人公の命がけの遠泳をサポートする親友にしてコーチの葛藤入り混じる心を溢れんばかりの愛情をもって演じた。

・ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
「ホールドオーバーズ　置いてけぼりのホリディ」
今年度助演女優賞大本命。気難しい教師と捻くれた生徒と共に学校で冬休みを過ごすことになる食堂長を演じた。彼女なしでは傷つけあってしまう二人の間に入り、希望の光を見出そうとする。喪失を抱えながら優しさを浮かび上がらせたランドルフに涙を誘われる。

作曲賞

・アメリカン・フィクション　-ローラ・カープマン

・インディ・ジョーンズと運命のダイヤル　-ジョン・ウィリアムズ

・キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン　-ロビー・ロバートソン

・オッペンハイマー　-ルドウィグ・ゴランソン

・哀れなるものたち　-ジャースキン・フェンドリックス

【ひとこと】生きる伝説ジョン・ウィリアムズが54度目のノミネートを獲得。愛されてます。「アクロス・ザ・スパイダーバース」のペンバートンは、是非とも次作でリベンジを果たしてほしい。

歌曲賞

・"The Fire Inside" from フレーミングホット！ チートス物語
作詞作曲：ダイアン・ウォーレン

・"I'm Just Ken" from バービー
作詞作曲：マーク・ロンソン、アンドリュー・ワイアット

・"It Never Went Away" from ジョン・バティステ：アメリカン・シンフォニー
作詞作曲：ジョン・バティステ、ダン・ウィルソン

・"Wahzhazhe (A Song for My People)" from キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
作詞作曲：スコット・ジョージ

・"What Was I Made for?" from バービー
作詞作曲：ビリー・アイリッシュ、フィニアス・オコネル

【ひとこと】"The Fire Inside"の作詞作曲を担当したダイアン・ウォーレンは、無冠のまま今回で15度目のノミネーション。無冠すぎて昨年、アカデミー名誉賞を授与されたが、本当は本選で受賞したい？ゴズリングさん、パフォーマンス期待してます。オーセージ族の皆さん、パフォーマンス期待してます。

長編アニメーション賞

・君たちはどう生きるか
- 宮崎駿、鈴木敏夫
・マイ・エレメント
- ピーター・ソーン、デニース・リーム
・ニモーナ
- ニック・ブルーノ、トロイ・クイーン、カレン・ライアン、ジュリー・ザッカリー
・ロボット・ドリームズ
- パブロ・ベルヘル、イボン・コルメンツァーナ、イグナシ・エスタペ、サンドラ・タピア・ディアス
・スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース
- ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン、フィル・ロード、クリストファー・ミラー、エイミー・パスカル

【ひとこと】「ロボット・ドリームズ」のノミネートに夢心地。

短編アニメーション賞

「Ninety-Five Senses」より。

・Letter to a Pig
- タル・カンター、アミット・R・ギセルター
・Ninety-Five Senses
- ジェルーシャ・ヘス、ジャレッド・ヘス
・Our Uniform
- イェガネ・モガダム
・Pachyderme
- ステファニー・クレマン、マーク・リアス
・War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko
- デイブ・マリンズ、ブラッド・ブッカー

【ひとこと】ジャレッド・ヘスって「ナポレオン・ダイナマイト」の監督じゃないですか。