第97回アカデミー賞ノミネート予想第2弾!(助演女優賞とか)
第97回アカデミー賞ノミネート予想第2弾!
1月23日に迫った第97回アカデミー賞ノミネート発表を前にノミネート予想をしていきます。第2弾は、助演女優賞、作曲賞、歌曲賞、長編アニメーション賞です。
助演女優賞
・モニカ・バルバロ『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
・アリアナ・グランデ『ウィキッド ふたりの魔女』
・フェリシティ・ジョーンズ『ブルータリスト』
・イザベラ・ロッセリーニ『教皇選挙』
・ゾーイ・サルダナ『エミリア・ペレス』
【ひとこと】迷っている。受賞本命を争うアリアナ・グランデとゾーイ・サルダナ以外の三枠が流動的で、何が起こるかわからないのが、今年の助演女優賞部門だ。
イザベラ・ロッセリーニは、キャリアの長い大ベテラン。エッジの効いた作品選びが多かったからか、これまでオスカーでのノミネート経験がない。出演時間は限られているとのことだが、作品への熱い支持とヨーロッパ会員票をバックにノミネートまでは大丈夫そう。
フェリシティ・ジョーンズは、ゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞の候補にとどまったが、作品の強力な勢いを持って候補入りを試みる。
マーガレット・クアリーは主演デミ・ムーアへの盛り上がりと共に、批評家賞や重要賞でも候補入りしていたが、俳優組合賞と英国アカデミー賞での落選があり、実はオスカーまでは盤石ではないと予想する。
ジェイミー・リー・カーティスはどうだろうか。2年前のオスカー受賞が記憶に新しいが、その余韻そのままにノミネートされるのもオスカーではよくある。俳優組合賞と英国アカデミー賞で候補入りしたのは支持が想像以上にあることのあらわれだろう。でも対象作の主演パメラ・アンダーソンの候補入りがギリギリのラインである以上、アンダーソンなしのカーティスの候補入りは腑に落ちない。
ではセレーナ・ゴメスはどうかというと同じ作品からサルダナが入ってきていて難しそう。批評家賞で支持を集めたダニエル・デッドワイラー、アーンジャニュー・エリス=テイラーは作品への人気が弱まっている。そして、海外票が期待できない。
じゃあモニカ・バルバロを入れよう。作品が俳優組合賞、英国アカデミー賞でも多数ノミネート。加えて、年末公開から投票期間にかけて興行を温めた。その勢いに乗って最後の一席を掴み取ると予想する。迷いはもうない。
リンクは各候補者の簡単な紹介記事です。
作曲賞
・ブルータリスト
・チャレンジャーズ
・教皇選挙
・エミリア・ペレス
・野生の島のロズ
【ひとこと】『チャレンジャーズ』の人気がどれほどなのか未知数。英国アカデミー賞では『NOSFERATU』がチョイスされていて伯爵も真夜中に手を叩いていた。
歌曲賞
・"Compress / Repress" from 『チャレンジャーズ』
・"El Mal" from 『エミリア・ペレス』
・"Harper and Will go West" from 『ウィル&ハーパー』
・"The Journey" from 『6888郵便大隊』
・"Mi Camino" from 『エミリア・ペレス』
【ひとこと】こちらも『チャレンジャーズ』にどれほどの人気があるのか、『エミリア・ペレス』から二曲候補入り出来るのか、ダイアン・ウォーレンは今年も受賞を逃すのか。さまざまな疑問が浮かんでいます。『野生の島のロズ』から"Kiss the Sky"も前哨戦で存在感があったことも記しておきます。"Winter Coat"をぜひノミネートさせて、シアーシャ・ローナンの生歌を聴かせてください。
長編アニメーション賞
・Flow
・インサイド・ヘッド2
・MEMOIR OF A SNAIL
・ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!
・野生の島のロズ
【ひとこと】圧倒的トップ5でモアナ撃沈。