時代なんて関係ない。これが私の生きる道〜ダニエル・ブルックス〜
ACTORS PROFILE Vol. 8
ダニエル・ブルックス
「カラーパープル」
IMDbが選ぶ代表作
「ピースメイカー」
1989年アメリカ生まれ。時代なんて関係ない。これが私の生きる道。
ソフィアは自信家だ。攻撃を受けても凛として立ち向かう。ただ時代が、周囲の者が、それを許さない。それでも彼女は戦い続ける。その姿はまるで戦士だ。
▲ブルックスは映画界では比較的無名に近い。今までは舞台やテレビドラマの世界を中心に活動していたからだ。彼女の代表作と言えば「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」だろう。女子刑務所内の日常を描くこのドラマで、インパクトある個性的なキャラクター達に埋もれないオーラを放っていた。また他にもDC発のならず者ドラマ「ピースメイカー」のメインキャストとして、コメディセンスを爆発させている。そしてブルックスの活躍は舞台にも及ぶ。2015年から2年にわたって出演した作品が、アイコニックなアリス・ウォーカー原作を基にしたミュージカル「The Color Purple」だ。
▲舞台版で彼女が演じた役はソフィアだ。そう、今回の映画版と同じだ。そもそも1985年版映画では、まだ若手だったオプラ・ウィンフリーが演じていた役。"All my life I had to fight"で有名なモノローグが脳裏に焼き付くウィンフリーによる演技が素晴らしかっただけに、同役を演じるのは相当なプレッシャーがあったことだろう。しかし舞台版ではすでに高い評価を得ていて、トニー賞の候補にも挙がっている。自信家であったがために社会に揉まれたソフィアの奮闘を芯のあるダイナミックなパフォーマンスでみせていく。周囲の者を圧倒する姿勢に震えるしかない。
▲主人公セリーに影響を与える重要な役どころである、ソフィアを止めることは誰にも出来ない。そしてブルックスの勢いを止めることも誰にもできない。
ダニエル・ブルックスの関連動画
・ダニエル・ブルックスがキャストに決まった瞬間
・ダニエル・ブルックスとオプラ・ウィンフリーのインタビュー映像
・トニー賞での「The Color Purple」パフォーマンス
・ブルックスのブレイク作となった「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」
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