運転解禁事案
足関節脱臼骨折から64日目
今日も朝から日差しが強い。
もう気温30℃を越えている。
私が子供の頃の夏は、最高気温が30℃を越えることが珍しかった。夜は窓を開ければ、涼しく快適に眠れていたのにな。
昨今の夏の暑さは命の危険性まである。昼も夜もエアコンのお世話にならないと快適に過ごせない。
公立の学校も教室にエアコンがついているのは当たり前で、最近では体育館にもエアコン設置が常識になりつつある。
リハビリ36回目
今日はリハビリの日。
病院に着くと、すでに汗だく。
今日も沢山の外来患者さんがいる。
リハビリ室もいつもより賑わっていて、満員御礼状態。
その中に、病室が一緒だったおばあさんの姿があった。病衣を着ているので、まだ入院中ということ。
息子さんが毎週末、面会に来ていて「早く退院できるように、ちゃんとご飯を食べて、リハビリ頑張るんだよ。」と声をかけていたのを思い出す。
かなり食が細い様子だったので、心配していたが、リハビリに来られていて少し安心した。
リハビリ開始。
理学療法士さんに、この1週間の自主練の様子と、足の具合の報告から始まった。
娘と共に買い物に出かけたこと、バスと電車に乗ることができたことを伝えた。
理学療法士さんに「それはとてもいいですね。」と言ってもらえて素直に嬉しかった。
この歳になると、褒められることなんて滅多になくなる。そんな中、このリハビリを通して、頑張りを評価してもらい、励ましてもらい、慰めてもらい次の頑張りに繋がっているのだ。
理学療法士さんの伴走がなければ、ここまで順調にこられなかっただろうなと思う。
患部のマッサージと、筋トレを行い、最後に足首の関節可動域を測ってみる。
少し角度が広がってきているとのこと。自覚としては、そのようには感じられないのだが、数値としては良くなっているようだ。
リハビリ終了。
次回の予約の調整をしている時、理学療法士さんから、
「車の運転はしてるんですか?」
と聞かれて、ちょっと驚いた。こんな事を聞かれるってことは、運転解禁も視野に入ってきたってことなのか?
「いえいえ、まだ右足首の強張りがあるので、無理かなと思っていて。なので運転はしていません。でも可能なら、そろそろ自宅の車庫で、ちょっと運転を試してみてもいいですかね?」
と聞いてみた。
「いいと思いますよ。右足首の可動域も広がってきているので。」
との返事。
急な運転再開の可能性が目の前に出てきて、嬉しい気持ちと同時に、本当に大丈夫かな、という戸惑いもある。
とにかく、いま一度よく冷静に考えてみないとならない。
家族にも相談してみなければ。
ケガ前の生活に近づける、大きな次の目標になりそうだ。