今年の蝉は・・・
毎年毎年、夏の暑さが増している。熱帯夜は当たり前になっている。
もう、日本には四季がなくなりつつあって、二季化現象が起こっているらしい。
一番大好きな「秋」がなくなっていくのは本当に悲しい。「春」も好きなのだが、花粉症を発症してからは、辛い春になってしまった。
昔の話をすると、眉をひそめられてしまうかもしれないが、私が子供だった昭和の頃は、日中でも気温30℃を超えることは滅多になくて、夜は窓を開ければ快適に眠れるくらい涼しかった。
そんな暑すぎる昨今の夏なのだが、今年は、蝉の鳴き声が例年より少ない気がする。
お盆の時期などは、毎年蝉の大合唱でうるさいほどなのだが、今年はチラホラ鳴いているくらいで、存在感がない。
朝に蝉の鳴き声で起こされることがあったのだが、その蝉の鳴き声がほとんどしないのだ。ちなみに鳴くのはオスの蝉だけらしい。
私の住む地域だけの話なのかはわからないが、どうなんだろうか。温暖化と関係があるのかはわからないが、あきらかに今年は蝉の数が少ない気がする。
蝉の一生を調べてみると・・・
夏の間に成虫が木の幹に卵を産むと、その翌年に卵が孵化。
孵化した幼虫は土中で3〜7年くらい過ごす。長い場合は10年以上過ごす場合もある。
羽化して、成虫となってからの寿命は1週間から1ヵ月ほど。
長い間、地中に居る蝉の幼虫が、なんのタイミングで羽化するのかわからないが、この暑すぎる地表を感じているのかな?
好きなヒグラシの鳴き声を、まだ今年は聞けていない。