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和飲通信8月号vol.293


今月の営業時間は10時〜19時。4.5.8.9.26日は18時閉店です。

猛烈な暑さが続きますが、お変わりございませんか。

数年前から店前に霧吹きを置いていますが、通行される方や、車に水がかかるといけませんので水の出し方を控えていました。しかし今年はあまりに暑さが厳しいので、少し強めに水を出しています。

店前の霧吹き

もし怒られたら謝ろうと思っていましたが、とくにお子さんには好評で、水遊びを楽しんでくれています。大人の皆様にも、涼しさが感じられて良い、と、概ね好評です(笑)多少の涼しさは感じられますが、年々辛くなってくる暑さは本当に怖いですね。

ところで先月、ワインを販売させていただいている北海道のドメーヌ・イチさんへ行ってきました。当初は一人の予定でしたが、どうせ行くなら家族も連れて行こう!と、初めての家族旅行もまとめて片付けました(笑)

新婚旅行以来、十数年ぶりの北海道でどれだけ涼しいだろうとワクワクして行きましたが、新千歳に着くとジメジメで蒸し暑く、その日の気温はなんと34℃💦北海道もこんなに暑いのかとショックを受けて旅の始まりです。

レンタカーを借りて車に乗り込むなり、まずはラーメンやろ!という娘からのリクエストで空港近くのラーメン屋さんへ。14時過ぎでもお客さんが多く、期待感が膨らみます。注文が済んだところで手洗いへ。手洗いの水がとても冷たくて、やっと北海道を感じることができました。


一番人気の味噌ラーメン

ランキング1位の味噌ラーメンを注文して、やや太めのちじれ麺に美味しい味噌スープが絡んで、とても美味しく大満足でした。夜に備えて替え玉はなし(笑)今回の旅の間6軒のラーメン屋さんへ行きましたが、前回行った時より明らかに替え玉ができるお店が増えていました。博多が発祥と言われている替え玉文化が日本中に広がっていて、なんだか嬉しいですね。

翌日、ドメーヌ・イチさん訪問は15時の予定です。そもそも現在イチさんは訪問や見学を受けてありませんので、私のソムリエの師匠から連絡してもらい、無理を言っての訪問でした。その師匠から「余市へ行くなら必ず行ったほうが良い」と教えてもらった柿崎商店。とても有名な人気店のようで、一階が魚介中心の商店で、2階が食堂になっています。13時半過ぎでしたが、食堂から1階店舗の階段まで長蛇の列💦1時間近く並んでようやく食べることができました。

イカ、ホッキ貝、いとこ丼、ウニ


完売していた商品も多かったのですが、丼ものはバッチリ揃いました。私はいとこ丼に別売りのウニをのせながら頂きました。最高の美味しさですが訪問に備えてノンアルコール。次回は絶対酒を飲むぞ!と誓いながら、いざ、ドメーヌ・イチさんへ。続きはまた来月。

社長 石橋朋和


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 厳しい暑さが続いていますが、お変わりございませんか。梅雨が明けてほっとしたのもつかの間、異常なほどの暑さが一気にやってきました。クーラーなしでは生きていけない・・・そんな感じですね。7月中旬ごろまでは、休む時にはクーラーを消して寝ていたのですが、夜中に汗をかいて目が覚めるようになってきましたので、現在はクーラーを点けたままで休むようにしています。休んでいても熱中症になるとテレビで言っていましたので、それからすぐに始めましたが、お陰で夜中に汗をかくこともなく、ぐっすり眠れるようになりました。クーラーの有難さをつくづく感じている次第です。厳しい暑さはまだ当分続くようですので、どうぞくれぐれもお体に気を付けてお過ごしください。

 さて、現在パリオリンピックが開催されていますが、ご覧になっていらっしゃいますか。日本との時差の関係で都合のいい時間帯に見ることができないのが難点ですね。それにしましても、今回の開会式には驚きました。これまでのオリンピックは陸上競技場などで整然と行われるものという印象がありましたが、時代の流れとともにオリンピックも変わっていくのだと思った次第です。開会式はさておき、選手の皆さんにはベストを尽くして頂きたいと思っています。

そんな中、柔道競技が始まりましたので楽しみに見ていましたら、とんでもないことが起こりました。それは男子60キロ級の試合です。準々決勝で日本の永山選手とスペインの選手の試合が行われましたが、永山選手が絞め技で一本負けしてしまったのです。とんでもないことと申しますのは、審判が「待て!」と言ったのに、スペインの選手が絞め技の手を緩めず、しばらくして手を離したのですが、その時永山選手は落ちた(失神した)状態になり、審判はそれを見て「一本!」と言って、相手を勝ちとしたのです。永山選手はすぐに息を吹き返し立ち上がったのですが、審判はスペイン選手の一本勝ちを宣言して試合が終わってしまいました。これには私も驚き、そして腹が立ちました。永山選手は茫然として畳の上にいましたが、相手選手や審判は早々に畳を降り、当たり前のような顔をしていました。今ではどの競技でもビデオを再生するなどして確認するのが当たり前になっていますが、柔道でもやっているはずなのに今回は確認されなかったようです。日本の監督が抗議をしたそうですが受け入れられず、結局相手の一本勝ちということになってしまいました。

私も学生時代に柔道をやっていましたが、審判が「待て!」と言ったら組み手を放すなどの対応を直ちにしなければなりません。今回は審判が「待て!」と言ったにもかかわらず、相手選手が手を離さなかったものですから、手を緩めて力を抜いた永山選手は絞められたままの状態が続き、それで落ちて(失神して)しまったのです。それにもかかわらず、「待て!」と言った審判はそれを認め、一本勝ちとしてしまいました。いくら何でもひどすぎます。柔道がオリンピックの種目となり世界的に広まったのは素晴らしいことですが、審判団の中には柔道の基本をよく理解しないまま関わっている人たちがたくさんいるように思います。国際柔道連盟は審判への教育をもっと徹底してほしいものです。柔道の話ばかりになってしまいました。お許しください。日本選手団の活躍を心よりお祈りしています。

石橋広一


「ワインのお話111回」

 先月はボルドー・メドック地区の61のワイナリーが1855年のパリ万国博覧会に合わせて1級から5級まで格付けされたというお話をさせて頂きましたが、ブルゴーニュではワイナリーではなく畑が格付けされています。

ブルゴーニュの畑は特級畑、一級畑、村名ワイン、地方名ワインの4段階に分かれています。この点がボルドーとブルゴーニュの大きな違いです。今回はボルドーとブルゴーニュの違いについてお話しさせて頂きます。まずはワイナリーの規模についてですが、ボルドーのワイナリーは規模が大きく立派なシャトーを構えた所が多いです。畑の面積はChマルゴーが99ヘクタール、Chラトゥールが78ヘクタール、Chラフィット ロートシルトが100ヘクタールといった具合です。これに対してブルゴーニュのワイナリーは規模が小さくボルドーのようなシャトーを見かけることはほとんどありません。

ワイナリーが所有する畑もブルゴーニュでは10ヘクタール以下という所が多いです。ちなみにロマネコンティの畑は1.8ヘクタールしかなく、年間の生産量は平均すると450ケース(5400本)ほどといわれています。ご存じかと思いますがロマネコンティは畑の名前で、ワイナリー名はドメーヌ ド ラ ロマネコンティ(D.R.C.)といいます。D.R.C.はロマネコンティの畑の他に、ラターシュ、リシュブール、ロマネサンヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾー、モンラッシェといった超有名な特級畑も持っています。

次はぶどうの品種についてですが、ボルドーのほとんどのワインは複数の品種をブレンドして造られるのが一般的ですが、ブルゴーニュでは単一品種で造られるのが一般的です。ボルドーでは赤ワインの場合、カベルネソーヴィニヨンやメルロ、カベルネフランやプティベルドなどをブレンド、白ワインの場合はソーヴィニヨンブランやセミヨンなどをブレンドして造られます。これに対してブルゴーニュでは赤ワインの場合はほとんどがピノノワールのみで造られ、ボージョレ地区ではガメイのみで造られています。また、白ワインはほとんどがシャルドネのみで造られ、少量ですがアリゴテからも造られています。

石橋広一

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