たちばな観察日記① 5月
伊勢旅後に、アマテル様に「たちばなを使ったお菓子」をお願いしていただいて、お菓子を作ったことがあります。
( [其の十八]の伊勢のお菓子でも使いました。)
その時に使ったたちばなの実の中にたくさんの種があったので、今、育てています。
すくすく育つ様子が可愛くて、植物の生命力に日々感動して癒されているので、そのたちばなさんたちの観察日記をつけてみようと思いました。
そして、たちばなさんが大きく育ち、実が収穫できたら、その実を使ってまたお菓子を作ってみたいと夢みてます。
今のたちばなさんたちの様子をお見せする前に、まずはたちばなとお菓子の神様についてのお話を少しさせていただきたいと思います。
たちばなのお菓子を作る時、お菓子の神様のお祀りされている和歌山県海南市下津町にある橘本神社さんのたちばなの実を使わせていただきました。
お菓子の神様のお名前は『田道間守(たぢまもり)』様。
たちばなは別名『非時香果(ときじくのかぐのこのみ)』と呼ばれます。
この非時香果は「みかんの元祖」といわれています。
田道間守様と非時香果のお話があります。
(たちばなの実についていた『橘本神社と田道間守(たぢまもり)』から抜粋します。)
“ 昔々、11代目の垂仁天皇は、家来の田道間守を常世の国まで不老長寿の妙薬を探しに遣わしました。
往復10年余りかかり、やっと『非時香果(ときじくのかぐのこのみ、と読みます。)』を見つけ日本に戻ってきましたが、すでに天皇は亡くなられた後でした。”
この時に田道間守様が持ち帰られたのが、みかんの元祖だそうです。
そして、田道間守様が持ち帰った種から芽生えた木を『たぢまもりの花たぢの花「たちばな」』と呼んだそうです。
このたちばなの種が移植されたのが下津町で、橘本神社さんの近くに『六本樹橘創植の地』という碑があるそうです。
そして、田道間守様がなぜお菓子の神様かというと。当時、果実は『水菓子』といわれていました。
それで、田道間守様が『お菓子の神様』として、橋本神社さんでは『みかんとお菓子の神様』として田道間守様をお祀りされています。
お菓子大好きな私としましては、いつかこの神社さんに行ってみたい、と思ってます♪
ここからがたちばな観察日記?になります。
○2024年5月13日
たちばなの種を植えて、1週間~2週間以内(この時、日記にしようと思ってもいなかったので……)。
早い子はもう芽が出始めました。
○5月23日
早い子が発芽してから、10日後。
○5月26日(発芽13日目)
ここからは「早い子」の表記をなくして、「発芽13日目」と書いていきます。
○5月28日(発芽15日目)
こうして見ていると、同じ種でもひとつひとつ性格が違うのか、のびる速度がぜんぜん違っていて可愛いです。
そして日々、成長するのが早く感じます。
これからこの子たちがどんな成長を見せてくれるのか、とても楽しみです。