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年間700時間聴く筆者が今年"本気で凄い"と思った30曲(第15位〜第1位)
今年、自分が"本気で凄い"と思い、心を震わされた音楽をコメントを交えながらランキング形式で紹介していく。
候補約270曲から絞りに絞っての30曲であるため、どれも本当に自分の中で大切であり、自分の生活を何度も彩ってくれた大好きな音楽だ。
この記事では、第15位から第1位までを紹介する。
前回の記事も併せて見てもらえると大変嬉しい。
第15位
Omoinotake 「ラストノート」
2012年に結成したOmoinotake。
筆者は3年前に存在を知り、良いバンドだなぁと思って追っていたので今年の「幾億光年」の大ヒットは本当に喜ばしいことであった。
「幾億光年」も本当に好きな曲だけれど、このバンドの良さが極限まで引き出せれていると感じるのがこの曲だ。
まさにOmoinotakeというバンド名を体現した傑作であろう。
第14位
Creepy Nuts 「オトノケ」
"今年一番の大ヒット曲"というレベルを超えて、常に今年のエンターテインメントの中心にあったと言っても過言ではなかった「Bling-Bang-Bang-Born」を筆者の中で超えてきた曲。
HIPHOPユニットとしての"lyrical chainsaw"のような神業ラップは勿論のこと、サビで一気に爽やかなメロディーに持っていく楽曲構成に何度も痺れた。
(インフルにかかった時に、このMVが3回くらい夢に出て来たのはここだけの話で…)
第13位
Number_i 「GOAT」
2024年の日本の音楽シーンを席巻したアーティストが放つ2024年を代表する強烈で最高な1曲。
エンタメの細分化の加速が止まらない時代に、セルフプロデュースでこれほど多くの注目を集め続けるNumber_iの凄さたるや。
今回、ランキングに挙げたのは「GOAT」であるが、「BON」、「INZM」、「iLY」もとてつもなく良かった為そちらも聴いてもらいたい。
第12位
muque 「nevermind」
結成2年で、地上波連続ドラマのOPテーマに抜擢されるという偉業を成し遂げた新進気鋭のハイセンスバンドmuque。
2分38秒という短時間の中に、色んなシーンがあり聴いていて本当に楽しい1曲と言えるだろう。
今年10月にリリースしたこの曲を含む1stアルバム『Dungeon』も総じて素晴らしかった。
第11位
imase & なとり 「メトロシティ」
令和を代表する2人のインターネット発アーティストによる最上級にオシャレなナンバー。
編曲には、これまで数々の人気アーティストへの楽曲提供、作編曲を担当してきたJazzin'Parkの久保田真悟を迎えているため、更に傑作に仕上がっている。
この2人のもう一つのコラボ曲であり、日産90周年記念ムービーとのタイアップ曲でもある「メロドラマ」も大変素晴らしかった。
第10位
androp 「Vidro」
筆者が昔から愛聴し、敬愛していたandrop。
その中でも、この曲はこれまで以上に感動し聴く度に涙が溢れる至極のラブソングだ。
内澤崇仁が創る音楽には、何度も心打たれてきたが、これからも何度も救われるんだろうと思う。
内澤崇仁に"愛してるって言ってみてもいいかな"。(本気)
第9位
松木美定×鈴木真海子 「提案」
筆者が今、日本で一番過小評価されていると感じる歌手である松木美定とchelmicoの鈴木真海子の大江戸温泉とのタイアップコラボ曲。
サブスクには入っておらず、このCM内でしか聴けない曲なのだが、歌詞とメロディー、そして2人が織りなす声どこを取っても素敵だなぁと思った為、挙げざるを得なかった。
松木美定が世間に知られ、評価される日が本当に待ち遠しい。
第8位
離婚伝説 「あらわれないで」
多くのミュージシャンが絶賛し、デビュー2年目にして、地上波アニメのEDテーマ曲に抜擢されるという大きな躍進を見せた離婚伝説が放つ極上のナンバー。
筆者は昭和の歌謡曲も好きで、定期的に聴いているのだが、まさにこの曲は"あの頃"を思い出させる。
また、このランキングでは様々なアーティストを紹介したかった為、同じアーティストから2曲は選出しないようにしたが、離婚伝説の別曲「まるで天使さ」も最高に聴いていて心地良い傑作だった。
そちらも本当に聴いてもらいたい。(聴いてみな、飛ぶぞ)
第7位
Snow Man 「EMPIRE」
デビュー時から注目を集め続け、メンバー全員が多方面で活躍している大人気グループSnow Man。
本当に良い曲が多いグループであるが、この曲のカッコよさはレベルが違うなと一聴しただけで感じた。
モーツァルトの「交響曲 第25番 ト短調」を大胆にサンプリングした楽曲そのものの完成度も凄い上に、超高難度ダンスで魅せに魅せまくっている。
普段、ダンスボーカルグループの楽曲を聴かないような方にも本当に聴いてもらいたい。
第6位
KERENMI 「世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended」
音楽に詳しくなるきっかけを与えてくれた方であり、筆者が尊敬してやまない音楽プロデューサー蔦谷好位置さんのトラックメイカーとしての側面を打ち出した変名プロジェクトKERENMIのCMタイアップ楽曲。
毎日、嬉しいことや悲しいことがある日々で、この曲は常に筆者の心の中にあり、そして寄り添ってくれた。
この曲があれば、どんな時でも"どこまで行けるかな"という前向きな感情になれる、本気でそんな気がするのだ。
こんな素敵な曲を創っていただき、心から蔦谷さんに感謝を申し上げたい。
第5位
リーガルリリー 「キラキラの灰」
今年、筆者が聴いた約2500曲の中で、最も歌詞が凄いと思った楽曲。
音楽に限らず、芸術には"足りない箇所があるからこそ味が出る"ことがあると感じているのだが、まさにこの曲はその概念に当てはまるだろう。
この世にはいない大切な誰かを思い、迷いながらも前に進んでいく決意が込められた素晴らしい曲。
結成10年にして、リーガルリリー史上最高傑作とも言える曲を出してきた、たかはしほのかに脱帽した。
第4位
Da-ice 「I wonder」
言わずと知れた、今年デビュー10周年を迎えたDa-iceの大ヒット曲。
2分37秒という楽曲の短さ、再生した瞬間のボタンの音、真似しやすいダンスなど全てが"音楽にしかできないエンターテインメント"であり、バズりの要因となっている。
この曲については、筆者の過去のnoteで熱く語っている為そちらも是非読んでもらいたい。
第3位
Cody・Lee(李) 「イエロー」
リリース当初も良い曲だなぁと思って聴いていたが、今では自分の心の琴線に触れるほど大切になった大好きな1曲。
"君のその声だけを抱え来世も生き延びたいのです 遠くに行っても灯りが消えてしまっても そうね 迷わず会えたらまた抱きしめていいのかな"
好きとか愛とかの言葉を一切使っていないのにも関わらず、相手のことを大切に思っていることが痛いほど分かる歌詞とノスタルジックで心地良いメロディー、そしてラストのギターに何度も涙した。
余談だが、3月に田舎の実家に帰省し、夕方5時に家の窓から外の風景を眺めながら聴いた「イエロー」は本当に至極だった。(来年もやる予定)
第2位
Sano ibuki 「快晴浪漫」
初めて聴いた時の感動や興奮が何回聴いても蘇る曲は、両手で数えられる程しかないのだが、これはその中の1曲。
歌詞とメロディー、楽曲構成すべてが王道のJ-POPでありながら、どこか新しく、聴く度に感動し圧倒させられる。
"大好きな曲"なのは勿論のこと、聴く度に淡い思いになり感情が昂ぶる、まさにこの曲の主人公のように、「快晴浪漫」という曲に恋をしている感覚になるのだ。
全国民に、この曲の素晴らしさを知ってほしい思いが本当に溢れて止まらない。
第1位
緑黄色社会 「恥ずかしいか青春は」
結成12年目となる緑黄色社会。
徐々に、そして確実に国民的アーティストへの階段を登り続けている良曲だらけのバンドであるが、この曲は最高傑作であり集大成だと感じた。
力強い歌詞とメロディーが、まるで青春のエネルギーを全て詰め込んでいるようで学生、大人、関係なく、この曲を聴いた人全員が、前に一歩踏み出せる動力を持った曲だと心の底から思うのだ。
"全力でやる"ことが嘲笑すらされるような現代に、これだけ有名なアーティストが「恥ずかしいか青春は 馬鹿らしいか真剣は」と"全力でやる"ことの素晴らしさを音楽として世に放ったという事実が、彼らの輝かしいキャリアに、新たにそして大きく刻まれたと思う。
メンバーの人柄や人間性、他アーティストへの楽曲提供の完成度の高さなど様々な要素を加味した上で、中でも素晴らしいと感じた「恥ずかしいか青春は」を今年の1位に選出させてもらった。
前編合わせて、以上が、筆者が"本気で凄い"と思った2024年リリースの楽曲トップ30のランキングだ。
この記事が、読んでくれた方の心に少しでも残り、紹介した楽曲を聴いてもらえたら大変嬉しい。
また、全てのアーティストに最大限のリスペクトを示して、この記事の〆とさせていただく。
では、今回はこの辺で。