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緑黄色社会 5th Album 『Channel U』が"無敵だZONE"に入りすぎている件について語りたい
筆者の数ある好きなアーティストの中でも、1位、2位を争うレベルで好きであり、心の底からリスペクトしているバンドである緑黄色社会。
そんな緑黄色社会が、今月5th Albumとなる『Channel U』をリリースしたのだが、あまりにも素晴らしいと感じたため、今回のnoteではアルバムの感想を書き連ねていく。
リョクシャカのファンの方は勿論のこと、これまであまり聴いてこなかった方も、筆者が思うリョクシャカの"ノンカテゴリ"な魅力が最大限伝わるように愛を持って書いていくので、最後まで読んでもらえると大変嬉しい。
(先に言っておきます。
相当の分量なので覚悟してお読みください!笑)
M1 「PLAYER 1」
今回のアルバムのリード曲である「PLAYER1」。
筆者はリョクシャカの新章を告げる1曲だと言っても過言ではないと感じた。
これまで歌ってきたテーマと積み上げてきたキャリアが詰まったような『Channel U』というアルバムの幕開けに相応しい、いや相応しすぎる最高の1曲。
M2 「恥ずかしいか青春は」
ABEMAオリジナル番組「今日、好きになりました。 夏休み編2024」主題歌。
筆者が、昨年末に執筆したnote『年間700時間聴く筆者が今年"本気で凄い"と思った30曲』(前後編の計2部構成)にて、1位に選出したのがこの曲である。
詳しくは、下記のリンクから読んで見てもらいたいのだが、筆者はこの曲に感銘を受けたのである。
その衝撃と感動はそのままに、『Channel U』というアルバムの中の1曲としても、強烈なパワーを秘めている傑作だと改めて感じた。
M3 「ナイスアイディア!」
昨年のカゴメ「野菜生活100」CMタイアップソング。
野菜生活のCM内で流れるアーティストとして、世界で最も相応しいと言っても過言ではなく、バンド結成地とカゴメ本社が同じ愛知県であることからも運命的な巡り合わせを感じさせる1曲。
余談だが、アーティストがCM内で、あそこまで輝けるのはVo.長屋晴子をはじめとした圧倒的なビジュアル面での良さを証明している。
一体、この4人はどこまで完璧なんだろうか?
M4 「Monkey Dance」
Gt.小林壱誓が作詞、Ba.穴見真吾が作曲を手掛けた新曲。
カッコいい&オシャレ&ダンサブル、この3つの要素が揃った上に、Vo.長屋晴子のアグレッシブな歌唱が乗っかり、最高にパワフルな1曲となっている。
Ba.穴見真吾の神がかったベースをここまで堪能できる曲は稀有である。
M6 「マジックアワー」
フジテレビ系月9ドラマ「真夏のシンデレラ」挿入歌。
文学的な歌詞をバラード調のメロディーに乗せ、恋焦がれる相手への想いを歌った何度聴いても胸打たれる1曲。
余談だが、メンバー全員がMVに出演し、ここまで絵が持つアーティストはそうそう存在しないと筆者は感じている。←デジャヴ?
M7 「僕らはいきものだから」
「第91回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部 」課題曲として書き下ろされた楽曲。
これまで数多くの著名なアーティストが楽曲を制作し、名曲を世に送り出してきたが、この曲は近年のNコンの中でも特に素晴らしいと感じた。
合唱曲としての完成度の高さは勿論のこと、"息をする僕らが愛おしいのです"という歌詞からも伝わるように、全ての命の応援歌であり、賛歌であると筆者は感じ、心の底から感動した1曲である。
M8 「Channel Me」
メンバー全員が作詞、Gt.小林壱誓とBa.穴見真吾が作曲を担当した新曲。
どのアーティストもほとんど取り組んだことがないであろう実験的な楽曲であり、『Channel U』というアルバムを象徴する1曲。
目まぐるしく展開していく歌詞とメロディーで構成されているのだが、しっかりと"1曲"としてまとまっており、編曲を担当したLASTorder氏の技量も含めて圧倒させられた。
M9 「馬鹿の一つ覚え」
映画「六人の嘘つきな大学生」主題歌。
代表曲「Mela!」の前向きで明るいイメージから、一般的に"優等生バンド"と思われがちなリョクシャカのダークな一面を押し出した傑作。
多方面のメディアからのタイアップ起用が止まらず、毎回ジャンルレスで当ててくる技量に脱帽した。
M10 「Each Ring」
Vo.長屋晴子が作詞、Key.peppeが作曲を担当した新曲。
筆者は、これまでのリョクシャカが創ってきた曲のテーマや世界観とは一線を画すような大人の魅力が詰まったオシャレな楽曲だと感じた。
そして、この曲の後に「サマータイムシンデレラ」が待ってるのが更に大人。←伝われ
M11 「サマータイムシンデレラ」
フジテレビ系月9ドラマ「真夏のシンデレラ」主題歌。
"恋心を歌う"というテーマは、M6「マジックアワー」と共通しているが、バラードとは打って変わって清涼感あるバンドサウンドで、リスナーを惹きつけている。
Aメロ、Bメロ、Cメロ、サビのどこを切り取ってもキャッチーで、曲が進むにつれて確実に盛り上がっていく2023年を代表するヒット曲。
全編を通して王道のJ-POPであり、どこか新しい印象を与えるリョクシャカの代表曲と言えるだろう。
M12 「言えない」
ABEMAオリジナル番組「今日、好きになりました。 夏休み編2024」挿入歌。
Ba.穴見真吾が「peppeからメロディが届いた時、デモの段階で既にその世界に吸い込まれそうになりました。」とコメントしているように、この曲は、リスナーを魅了する力を多く持った曲だと感じる。
美しい旋律のピアノ演奏から始まり、ロック全開の間奏を経て、曲が終わるまで、全てが流れるように進んでいく構成になっており、何度聴いても飽きることがない傑作。
M13 「コーヒーとましゅまろ」
Gt.小林壱誓が作詞作曲を担当した新曲。
タイトルの可愛らしい印象とは裏腹に、歌詞ではズレが生じていく2人の恋模様が描かれており、本当に秀逸で完成度の高い楽曲だと感じた。
個人的に、今回の『Channel U』のアルバムの新規楽曲の中で群を抜いて好きな1曲。
M15 「Party!!」
TVアニメ「ダンジョン飯」のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲。
歌い出しの"君のためのパーティーだ!"から、一気にリスナーを明るく楽しい気分にさせるエネルギッシュなリョクシャカらしい1曲。
MVに登場するキャラクターのクマが、子供の頃に読んだトラウマ級の絵本のクマに似ていて、見る度に少し怖いのは、ここだけの話で。
M16 「花になって」
TVアニメ「薬屋のひとりごと」オープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。
MV再生回数5000万回、主要音楽サブスクリプション再生回数2億回を突破した「Mela!」に次ぐリョクシャカの代表曲となった。
これは筆者個人の意見であるが、THE FIRST TAKEで披露されたアレンジバージョンは、これまで聴いてきた全ての曲のアレンジの中でもトップクラスに好みである。
M17 「オーロラを探しに」
Vo.長屋晴子が作詞作曲を担当した新曲。
筆者は、この楽曲は「あのころ見た光」のアフターソングであり、『Channel U』というアルバムの最後の楽曲として美しく、本当にピッタリだと感じた。
Apple Musicのインタビューにて、Vo.長屋晴子は「聴いてくれる誰かの曲にもなってくれたらすごくうれしいです。」と語っており、自分もこの曲が似合う人生にしたいと思わされた大切な1曲。
Vo.長屋晴子は、「緑黄色社会の必聴アルバムを作ろうと思いました」と語った。
まさにその想いが詰まりに詰まった最高濃度のアルバムだと感じる『Channel U』。
筆者は、これまでも何度も緑黄色社会に救われてきたが、これからも数えきれないほど救われるんだろうなぁと改めて感じさせてくれる1作であった。
ここまで読んでいただいた方には、心の底から感謝の言葉をお伝えしたい。
(ここまで読んでくれた方いるのかな?笑
もしいらしたら本当に嬉しいです!)
では、今回はこの辺で。
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多幸感に溢れすぎている。
みんなかわいい。
らぶ。