【写真】電照栽培

画像1 花卉の電照栽培。垂水市内の市木という場所で撮影。市木は国道から直角に曲がって入る、山あい3キロほどの静かな集落です。山奥に差す遥かな一本道をなぞるかの如く、細長い土地に幾面の畑が連なります。
画像2 雨上がりで色を深める緑。葉先の露。少し冷えた空気。カエルの鳴き声…。その中にポツンと、ビニールハウスの骨組みが現れました。滴に濡れて、なおのこと逞しげです。日没後、群青色に染まる空の下、この一画だけ電照が煌々と明かりを放っていました。
画像3 柊原にはあまり電照栽培の農家さんはなく、私には、その風景がとても新鮮で、神秘的な美しさに感じられました。
画像4 またそれは、早朝の錦江湾に浮かぶ漁火(いざりび)のようであり、仏前にともる一炷の燈(ともしび)のようにも思えました。

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