24日目

私にはいくつかの砦があったから、今もこうやってヘラヘラ生きていられる。
習い事の時間、壁に向かって横になって眠るまで空想する時間、通学路を1人で歩く時間、自分の部屋の机に向かっている時間、
私は自由だった。
誰にも入ってほしくなかった。

自分の穢れをよく分かっているから、分かっているからこそ、完全無欠な美しいものを求める。
これこそが私の業なのだろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?