25日目

感情なんて薄っぺらいものしかなくて◯か×しか感じないようなガバガバの感受性の癖に、
いつも何か足りないような気がして、
小さな穴から空気が抜けていっているような、
そんな気がする。
何となく欠けている感覚は、嫌なことがあったからとか人生が辛いからという理由で忘れてしまうこともよくあるけれど、ふとした穏やかな時間の流れに、乾燥した冷たい一陣の風がこちらを見る。
それは手を伸ばせば消える、目を合わせようとしても合わない、どうしても交わらない、あと数ミリ。
何がそれを産み出しているのか、
私にはわかる


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