30日目
何故か話しかけてくれる知人たちが食事会をするとのことで、私も飛び入り参加させてもらった。最近外出していない旨を彼女らの一人にしたら、では明日皆で会うが君もどうか?と誘ってもらった。すごく不思議だ。何故誘ってくれたのか、そこまで気を遣ってくれているのか、私が下手なことを言ったから誘わざるを得なくなってしまったのだろう。申し訳ない。なんてことをしてしまったんだろうな、後の祭りだ。と考えていた。
食事中、仲のいいメンバーだけでTwitterの縮小垢を使ってやり取りしていると教えてもらった。そして君も作れば、と声をかけてもらった。
正直とても嬉しい。
友達や友情などに憧れが強いからそんなふうに限られた場に誘ってもらえるなんてなんで光栄だろうか。二つ返事でその場でアカウントを作った。使うのがとても楽しみだった。
片手で収まる人数だからか、そこではみんな思い思いに呟いていてとても面白い。人の考えていることがよくわかる。好きなアーティストの話から家の話最近読んだ記事、悩みなどなど。
でも、私にはつぶやくことがなかった。病み垢のような愚痴や憂鬱しか吐かない、リアルで会っている人にバレたら困るような憂鬱しか吐いてこなかった。そんなことを呟ける雰囲気ではなかった。だから、ひたすら推しについて呟いた、大好きな推しなのに虚しかった、そんな風に私の日常に利用される推しが、そんなことのためにアイドルをしているのではないと冷ややかな目をしているように感じた。
あんなに嬉しかった尊敬できる人々から誘われたTwitterに勝手に疎外感を抱いてしまうことが申し訳なく、そして虚しかった。
なんでこうなのか。それくらい取り繕うか何か呟く内容を思いつくかすればいいのに。
10割楽しいでは生きられないのか、わたしは。
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