袋の穴のふさぎかた
頭の中には大きな袋がある。
医学的な名前こそついていないが、色、形、大きさ、皆それぞれ違う袋を持っている。
その袋の中身をのぞいてみれば、様々な言葉が記憶が蘇ってくる。
記憶と言う名の袋。
ところが最近困ったことに、私の袋はどこかに穴が空いているようなのだ。
手探りで袋の中身をかき混ぜて探してみるも、いま欲しい言葉がなかなか出てこない。
あれ、それ、なんだっけ?
あれだよ、あれ。では通じない。
それでも後になってふっと見つかることもある。
そうそうこれこれ、これだよこれ、スッキリである。
どうやら袋の底に隠れていたようだ。
それでもまったく記憶にございませんのこともある。
きっと記憶の袋の穴から滑り落ちて、すでにどこかに行ってしまったのだろう。
歳と共に袋の穴はあちこちに、そして穴は少しずつ大きくなって記憶が滑り落ちて行く。
脳は鍛えなければ衰えて行く。
様々な脳トレの方法があるものの、続かなければ意味がないだろう。
日本語には、状態や動きなどを音にしたオノマトペが多く存在している。
この擬音語、擬態語は約4500語もあるというのだから驚きだ。
そしてこれらの言葉は脳を活性化するのだという。
きっとこうしてnoteを書くということが、良い脳トレになっているのかも知れない。
私は針と糸を持って、noteという端切れを記憶の袋に縫いつける。
お裁縫は得意ではないけれど、記憶の袋の穴をふさいでいく。
今や継ぎはぎだらけの、私の記憶という名の袋。
しかしだ、最近は老眼が進み針に糸がなかなか通らない。
そうこうしているうちに、今朝noteに書こうと思っていた言葉が思い出せない。
なんだっけ? モヤモヤ
とりあえずお茶にしよう。
お茶にしましょう
今日は黒猫チョコパンです
先週はハロウインのお菓子だったけれど
その前は?
なんだっけ?
猫に聞いてもわからにゃい