日本の人口が半分に!?
日本の人口減少に対して、取るべき戦略をまとめた面白い記事が日経にあったので取り上げる。
なんと「2100年には人口が半減して、6300万人程度になる!!!」とのことだ。
要約文
この記事は、日本の人口戦略に関するものです。主要なポイントは以下の通りです:
- 「人口戦略会議」という民間有識者のグループが「人口ビジョン2100」という戦略を発表しました。これは、日本の人口が2100年までに半減し、6300万人になると予想される中で、8000万人を目標に設定するものです。
- 日本製鉄の三村明夫名誉会長が、この提言を岸田文雄首相に手渡しました。政府には「人口戦略推進本部(仮称)」の設置を求めています。
- この戦略は、出生率を上昇させ、高齢化率を30%に抑えることを目指しています。また、小規模ながら成長力のある社会を構築することも提案されています。
- 具体的な策として、若年層の所得向上や非正規雇用の正規化、生産性の低い企業や産業の構造改革が挙げられています。
- さらに、高い技能を持つ外国人労働者の積極採用も提案されており、日本がアジア共通のルール作りを主導するべきとされています。
- 「人口8000万人社会」が実現すれば、2050〜2100年の実質GDPの伸び率は0.9%程度を維持できると試算されています。
この提言は、人口減少に対応し、経済成長を持続するための戦略として位置づけられています。
感想
2100年までに人口が半減するとの予測はあまり現実感がなく、正直なところ他人事のように感じてしまいます。この提言では8000万人の人口を目指すことが述べられていますが、本当にこれが必要なのでしょうか?確かに、人口減少を防ぐには出生率を上げる必要があります。しかし、昔と違って、現代では子どもを持つことが一般的な価値観から離れ、より多様化しています。この傾向は今後も続くと思われ、個人の価値観がより重視されるでしょう。そういった時代背景を踏まえても、出生率を上げることが本当に必要なのでしょうか?
もちろん、人口減少による様々なデメリットは想像できます。例えば社会保障の問題や地方都市の消滅などが挙げられますが、これらは現時点で想像できるシナリオに過ぎません。将来の技術やテクノロジーの進展によって、これらの問題は解決可能かもしれません。遠い未来のことを憂えても仕方がなく、むしろ現在生きている人々が幸せを感じる国を目指すべきだと思います。